ミラン構想外の本田は「代表未招集が正当」 W杯予選での活躍は困難と伊メディア番記者が断言
「モンテッラは本田を戦力として見ていない」
栄光の背番号10は今、かつてない苦境にいる。離脱者続出のミランはジェノア戦で、ベンチ入り登録が可能な23人枠を埋めることができず、登録したのは21人だった。そのベンチメンバーでも、本田の序列は最下位だというのが現状だ。
本田はジェノア戦前に、風邪で練習を休むアクシデントがあった。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は記者会見で「運がない」と語ったが、体調を崩さなければ先発出場のチャンスはあったのだろうか。
ヴィンチ記者の言葉は絶望的だった。「ノー、ノー! 確実に、全くそれはない。なぜなら、モンテッラ監督は本田を戦力として見ていないからだ」と、若き戦術家は戦力として本田を計算していないと否定した。
本田は1月の移籍市場で、ミラン残留を選んだ。だが、その後もベンチ生活が続いており、今季の合計出場時間は100分にすら達していない。バヒド・ハリルホジッチ監督はW杯アジア最終予選のUAE戦とタイ戦のメンバーに招集したが、ヴィンチ記者はハリル人事を一刀両断している。
「本田はミランで10分でもプレーするのは困難だ。なぜなら、モンテッラ監督は本田のことを見ていない。パンキナーロの最後だ。私はそれぞれのクラブでプレーしていない選手は、代表に招集しないことが正当だと考える。本田には残念だと思うが、本田はミランでプレーしていない。本田はミランの構想外だから」