J2降格圏低迷も…「謝る必要なんてない」 選手が自責もファン擁護「何点止めたよ?」「応援し続ける」

泉森涼太のコメントにファン・サポーターも反応【画像:クラブ公式サイトのスクリーンショットより】
泉森涼太のコメントにファン・サポーターも反応【画像:クラブ公式サイトのスクリーンショットより】

GK泉森涼太がコメント「不甲斐ない試合を見せてしまって本当に申し訳ない」

 鹿児島ユナイテッドFCは9月15日、J2リーグ第31節でロアッソ熊本と対戦し0-2で敗戦した。試合後、GK泉森涼太がクラブ公式SNSで「不甲斐ない試合を見せてしまって本当に申し訳ない」とファンへ謝罪を述べたことが大きな話題を呼んでいる。

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 19位の降格圏に沈む鹿児島。ホームで迎えた熊本戦では、前半37分にパス一本で抜け出されFW大本祐槻に先制点を許す苦しい展開となる。後半にはボールを握られる展開から、最後はMF唐山翔自にペナルティーエリア外からミドル弾を決められ同12分に失点。追い付くことができなかった鹿児島は0-2で敗れ、リーグ戦7連敗となった。

 ゴールマウスを守ったGK泉森は「絶対に勝ち以外許されない状況で、不甲斐ない試合を見せてしまって本当に申し訳ないと思います」と試合後にコメント。クラブ公式SNSでも、本人が語った思いを公開している。

「1点ビハインドで後半に入って、点を取りにいかないといけないので、少しは入れ替わる場面もあると想定していました。僕自身も守らないといけないと感じていましたが、2失点目をしてしまったところで、ゲーム的に厳しくなってしまったと思います。1失点目と2失点目を防がないとキーパーとしての役割はまったく果たせていないと思うので、とても悔しいです。(次の試合に向けて)少しでも可能性がある限り、僕たちは諦めないで最後までやるので、サポーターの方々も最後まで信じてついてきて欲しいです」

 泉森はこの試合、ビッグセーブを連発。特に左からのグラウンダーのクロスがフリーの相手に渡ったピンチでは、倒れこんでシュートを止める。高く上がったボールに対し片手で弾くと、再度ルーズとなっていたなか懸命に外へかき出した。

 鹿児島城西高校出身の泉森は、全国高等学校サッカー選手権大会に2度出場。大阪体育大学を経て、2022年に鹿児島へ加入した。25歳となった3年目の今シーズンで主力の座を勝ち取り、ここまでリーグ戦28試合に出場している。

 こうした活躍もあり、SNS上では「謝る必要なんてない」「何点止めたよ?」「少なくとも2、3点は防いでいた」「あまり背負い込まないように」「ずっと応援し続けるよ」と温かい声が多数寄せられている。鹿児島は次節、栃木SC(18位)との重要な一戦を迎える。降格圏脱出のためにも、まずは8試合ぶりの勝ち点を獲得したいところだ。

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