29歳の苦労人FW谷口海斗が湘南戦で今季リーグ戦10ゴール目

　アルビレックス新潟は、9月14日にホームで行われたJ1リーグ第30節で湘南ベルマーレに3-1で勝利した。チームの3点目を挙げたFW谷口海斗は今季の得点数を「10」に伸ばし、日本人選手では初となるJ3、J2、J1で二桁ゴールを達成している。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信！　簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

　試合は新潟が2-0とリードし、後半30分に谷口に見せ場が訪れる。DF稲村隼翔の縦パスを受けた谷口が右足アウトサイドでトラップ。そのままドリブルでチャンスを伺いながら態勢を整え、対峙した湘南DF大野和成の隙を突いてニアサイドを抜く絶妙なシュートでネットを揺らした。

　直近4戦3発となった29歳の谷口はこれで今季10点目。J1では自身初の2桁で、J1、J2、J3の各カテゴリーで2桁得点したのは、ガイナーレ鳥取、新潟、浦和レッズでプレーしたブラジル人FWレオナルド以来2人目、日本人では初となった。

　谷口は2018年にJ3のいわてグルージャ盛岡でプロキャリアをスタートしたが、いわて所属時にはホテルマンとしてアルバイトをしながらキャリアを歩んだ苦労人としても知られる。20年にロアッソ熊本でJ3得点王に輝くと、21年に新潟へ移籍。翌年のJ2優勝＆J1昇格に貢献した。

　そういった背景もあり、SNS上では谷口に対して「本当に上手い」「スナイパー」「難しいのは決める」「日本海キャノン」「ニアズドン」「代表呼ばれててもおかしくないレベル」といった声が上がっている。