デュエル勝率35%…遠藤航“出番なし”は「驚きだった」 海外見解、リバプール起用法に受けた衝撃

出番のなかったリバプール遠藤航【写真:ロイター】
出番のなかったリバプール遠藤航【写真:ロイター】

リバプール遠藤航、ノッティンガム戦欠場 0-1敗戦の起用法に現地見解

 イングランド1部リバプールは9月14日にプレミアリーグ第4節でノッティンガム・フォレストとホームで対戦。得点を奪えない展開のなかで、カウンターから失点し、0-1で敗れた。日本代表MF遠藤航はベンチ入りするも、2試合連続出番なしに終わったなかで、現地メディアは守備力が求められた試合展開のなかで「遠藤が使われなかったのは驚き」との見解を示していた。

 本拠地アンフィールドに昨季17位のフォレストを迎えたリバプール。前半17分にFWルイス・ディアスのシュートがポストを叩くなどいくつか惜しい場面を作りつつも、試合は0-0のまま進んでいく。

 得点を奪えないまま迎えた後半38分、フォレストのカウンターアタックがリバプールに襲いかかる。MFアンソニー・エランガが左サイドへ展開し、ボールを受けたFWカラム・ハドソン=オドイがカットインから右足の鋭いシュートをゴール右隅に叩き込んだ。

 先制を許したリバプールはFWダルウィン・ヌニェスやFWコーディ・ガクポを途中投入するなどして打開を図ったが、そのまま0-1で敗戦。開幕3連勝のあと、ホームで今季初黒星を喫した。

 英地元メディア「This is Anfield」は「ファイナルサードでの判断ミスが、勝利のチャンスを逃した」と指摘するなど精彩を欠いたチームの敗因を分析。センターバックのDFフィルジル・ファン・ダイクやDFイブラヒマ・コナテはいつもどおりのボール際での強さを示していた一方で、チーム全体で見ると、地上でのデュエル勝率は35%程度にとどまっていたという。

 そういった側面もあり、同メディアは中盤でのデュエルの強さに特長がある遠藤がベンチに座っていたにもかかわらず、起用されなかったことについて言及していた。

「局面での戦いに勝てず、中盤で守備にアクティブな選手が必要だったなかで遠藤航が最後まで使われなかったのは驚きだった。このゲームに彼が必要だったということにリバプールが気づいたことには時すでに遅しだった」

 来週からUEFAチャンピオンズリーグも開幕し、日程はよりタイトになってくるだけに、記事では「これから過密日程がやってくる。彼(スロット)は、スカッドをうまく活用して勝利を取り戻す能力を試されることになるだろう」と今季からチームを率いるアルネ・スロット監督の手腕に注目していた。

 オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの台頭もあって出番が限られている遠藤だが、カップ戦との並行するハードスケジュールの中でチャンスを手にし、指揮官にさらなるアピールをすることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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