町田監督、昌子ら先発CB2人負傷交代「痛い」 3試合ぶり勝利・首位返り咲き「奮起してくれた」
町田は福岡に3-0で勝利
FC町田ゼルビアは9月14日、敵地でのJ1リーグ第30節でアビスパ福岡と対戦。前半のうちに日本代表DF中山雄太、キャプテンの元日本代表DF昌子源が負傷交代するアクシデントに見舞われたなか、3-0で勝利した。勝ち点で並び、同時刻にキックオフだった首位サンフレッチェ広島が引き分けたため、町田が再び首位に浮上した。黒田剛監督は試合後、「難しい試練として試合は進んでいったけど、代わりに入ったCB2人が冷静によくやってくれた」と語った。
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町田にとっては、苦しいゲームとなった。前半早々に町田DF中山が自陣で福岡FWウェリントンと競り合ったが、お互いにユニフォームを引っ張り合う形にもなるほど激しい球際となった。転倒した中山は右膝付近を痛め、ピッチに座り込んでしまう。自らの足でピッチ外へ出たが、右足を気にする仕草を見せ、前半5分にDFドレシェヴィッチと交代した。
その後、町田は前半25分、DF昌子源がセットプレーで福岡ウェリントンに対応した際、周囲の選手にも挟まれる形となって負傷。ピッチに倒れ込んだまま動けず、頭を固定して担架で運び出され、同33分にDF望月ヘンリー海輝と交代した。
町田は前半のうちにセンターバック2枚を失う苦しい状況となったが、0-0で迎えた後半に地力を見せる。
後半6分、MF林幸多郎の左サイドからのロングスローに望月が競り、9年ぶりのJ1リーグ戦で先発となった40歳FW中島裕希が折り返したところをMF藤本一輝が押し込んで先制する。
町田はさらに後半11分、左サイドの崩しから藤本がシュートを放ち、相手DFに当たってゴールに吸い込まれてこの日2点目、同23分には韓国代表FWナ・サンホが豪快な左足シュートを突き刺し、3-0とリードを広げた。
試合はそのままタイムアップとなり、町田がリーグ戦3試合ぶりの勝利。首位の広島が鹿島アントラーズに2-2で引き分けたため、勝ち点を58に伸ばした町田が首位に返り咲いた。
黒田監督は試合後のフラッシュインタビューで「(中山と昌子は)痛い(負傷)退場だった。厳しい、難しい試練として試合は進んでいったけど、代わりに入ったCB2人が冷静によくやってくれた。ハーフタイムで彼らには2人の悔しい思いを晴らそうと声をかけて奮起してくれた」と、チーム全員で掴んだ勝利を評価していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)