J1最下位に悲劇…「これは辛すぎ」 土壇場まさかの逆アシスト、衝撃の後半ATに「同情する」
最下位に沈む鳥栖、アウェー戦終盤まさかの展開に
J1リーグ第30節・川崎フロンターレ対サガン鳥栖の一戦が9月13日に行われ、ホームの川崎が後半アディショナルタイム(AT)の決勝弾により3-2で勝利。最下位に沈む鳥栖はこれで8試合未勝利と泥沼状態に。終盤に粘って追い付き逆転の可能性も見出していたなかでの衝撃の幕切れに、SNS上では「これは辛すぎ」と同情の声が寄せられている。
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鳥栖は8月8日に川井健太監督との契約を解除し、テクニカルダイレクターを務めていた木谷公亮氏がそのあとを継いだ。監督交代初戦となった8月11日のJ1第26節・浦和レッズ戦こそ1-1で引き分けたものの、その後は3連敗を喫していたなかで、川崎とのアウェー戦に臨んだ。
苦境下でのアウェー戦で前半11分、この試合でサイドバックとして先発した川崎MF橘田健人にミドルシュートを決められいきなり失点。その後、徐々に相手ゴールへ迫る場面を増やしたなかで後半9分、今夏レンタルで加入のMF久保藤次郎が同点ゴールを奪うも、その10分後に相手の素早いリスタートからMF家長昭博に得点され、再びビハインドの展開に。
それでもFWヴィキンタス・スリヴカ、MF清武弘嗣、MF堀米勇輝と次々に投入し、攻勢を強めたなかで迎えた後半AT、相手のハンドによりPKを獲得すると、これを清武が決めて土壇場で2-2の同点に。逆転へ期待が膨らんだなか、鳥栖にとっては思わぬ展開で勝負は決した。
後半AT10分、ペナルティーエリア内左へ侵入された川崎FWマルシーニョのクロスからピンチが到来。中央で待ち構えていたFW山田新が打ち損ねたボールはその後方にいたDFキム・テヒョンのもとへ。クリアを試みたキム・テヒョンだったが、中途半端にふわりと浮いたボールが山田への頭に合わせる形となってしまい、まさかの逆アシストで決勝ゴールを献上する幕切れとなった。
この展開を受けて、SNS上では「これは辛すぎ」「残念すぎる…」「鳥栖サポさんには同情する」といった声が。久保や清武、堀米にボールを集めながら川崎ゴールを脅かしていた鳥栖のサッカーにポジティブな印象も見えた反面、ここぞで踏ん張り切れない課題も露呈。勝利への希望がちらついたなかで、あまりにもダメージの大きい1敗となった。