浦和が後半ATのPKで劇的ドロー G大阪はハリルJ選出の今野が先制弾も守りきれず

ACL出場チーム同士の激闘は痛み分けに

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場チーム同士の一戦となった19日のガンバ大阪と浦和レッズの一戦は、ホームのG大阪が少ないチャンスを生かして日本代表MF今野泰幸の先制ゴールを挙げるも、後半アディショナルタイムに浦和のFWラファエル・シルバがPKを決めて、1-1のドローに終わった。

 G大阪は今季の定番となった3バックシステムで、この浦和戦もスタートした。対する浦和はG大阪のビルドアップ時にMF柏木陽介が、組み立てのキーマンになるMF遠藤保仁をマークする形を取った。遠藤を消されたG大阪の後方は有効なボールを前線につなげられず、逆にミスから浦和にチャンスを与える場面が多く見られた。

 前半34分にはG大阪のミスから、MF関根貴大がボールを拾うとFW興梠慎三にパス。ボールを受けた興梠はドリブル突破から左足シュートを放ったが、ボールはクロスバーに当たって枠の上へ飛んだ。同アディショナルタイムには、DF槙野智章が思い切ったロングシュートを放つと、クロスバーに当たったボールを興梠が頭で押し込みにかかったが枠を捉えられず。浦和ペースで進んだもののスコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても同じような構図でゲームが進んだが、同12分、浦和の中盤にスキが生まれるとG大阪はMF倉田秋がドリブルで持ち上がり左サイドへ展開。DFオ・ジェソクのクロスをMF今野泰幸が頭で合わせて先制ゴールを挙げた。16日に発表されたワールドカップ・アジア最終予選に向けた日本代表の中盤に選ばれた2人が絡む形で、G大阪が1点を先制した。

 

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