C・ロナウド×マンU監督の因縁再び? “舌戦”に海外注目「あり得ない」「彼がいるのはサウジ」

クリスティアーノ・ロナウド(左)とマンUのエリック・テン・ハフ監督【写真:ロイター】
クリスティアーノ・ロナウド(左)とマンUのエリック・テン・ハフ監督【写真:ロイター】

ユナイテッドの現状を巡って議論

 イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督と、クラブOBでサウジアラビア・プロリーグのアル・ナスルに所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが舌戦を繰り広げている。退団時の因縁もある2人だが、テン・ハフ監督は「彼がいるのは遠く離れたサウジアラビアだ」と応じた。英公共放送「BBC」などが報じている。

 キッカケはロナウドが元イングランド代表でユナイテッドのOBでもあるリオ・ファーディナンド氏のポッドキャストに出演したこと。ロナウドはテン・ハフ監督について「彼はプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の両方を優勝するのは不可能だと言っている。ユナイテッドの監督であるならば、リーグやCLを優勝するために戦わないなんて発言はあり得ない。そのようなことは言えないよ」とコメント。

 そして「彼らは全てを再構築する必要があるね。僕の意見だけど」として、クラブがOBで元オランダ代表のルート・ファン・ニステルローイ氏をスタッフとして採用したことを称賛し、「彼はクラブを知っているし、ファンのことも知っている。監督が彼の言うことに耳を傾ければ、クラブを少しは改善できると思う」と話した。

 一方のテン・ハフ監督はあらためて、「私たちがプロセスのどこにいるのか、何をしなければならないのか、そしてどこに向かっているのかは分かっている。以前も言ったように、我々はまだ移行期にある。多くの若い選手をチームに組み入れる必要があり、負傷者にも対処してチームに復帰させなければならない」とコメント。

 そして、ロナウドの批判に対しては「記事をよく読んだら、彼も同じようなこと(ユナイテッドに優勝は難しい)を言っている。彼には意見を言う権利がある。それは問題ない。彼がいるのは遠く離れたサウジアラビアだ。マンチェスターから遠く離れたね」と、応じた。

 ロナウドはイタリア・セリエAのユベントスでのプレーを終えた2021年夏にユナイテッドへ12年ぶりに復帰。初年度はチーム内得点王に輝くなど活躍したが、2シーズン目にテン・ハフ監督が就任すると出場機会を減らした。両者の対立は深刻なもので、ロナウドは「彼が僕に敬意を示さないから、僕は彼をリスペクトしない」とコメントするほど。散々なクラブ批判を展開した後、22年11月にロナウドはクラブと両者合意で契約解除となり退団していた。

 因縁浅からぬ両者だが、イングランド屈指の名門と呼ばれるユナイテッドが2012-13シーズンを最後にプレミアリーグ優勝に手が届いていないのも事実だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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