ハリルJ守護神に名乗り! FC東京の新加入GKが“多摩川クラシコ”で見せた圧巻のセーブ

今季鳥栖からFC東京に移籍した林 川崎との大一番で無失点勝利に貢献

 日本代表にとって非常に重要な連戦となる、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の3月シリーズ。そこに招集された195センチの長身守護神は、日本代表の泣きどころである守護神の座を奪うかもしれない――。18日に行われたJ1第4節川崎フロンターレ戦で3-0の完封勝利に貢献したGK林彰洋は、確実に手ごたえを感じている。

 “多摩川クラシコ”の名の下に両チームが激突した一戦、表の主役はもちろん、今季開幕前に川崎からFC東京に移籍したFW大久保嘉人。FC東京の2点リードで迎えた後半アディショナルタイム、FWピーター・ウタカとのワンツーから抜け出して試合を決定づけるダメ押し点を奪った瞬間が、この日のクライマックスだった。しかし試合をさかのぼって開始直後、FC東京の守護神が見せたスーパーセーブも見逃せないシーンだった。

 川崎の左CKで、キッカーのMF中村憲剛が蹴ったボールをニアサイドのDF奈良竜樹にすらされるとゴール枠内へ。これを林はとっさの反応で左腕を伸ばして防ぐと、こぼれ球に詰めたMF田坂祐介のヘディングシュートを今度は左手で弾き出した。この後もサイドからのクロス攻撃にいち早く反応してキャッチし、前半31分にMF登里亨平に抜け出されて打たれたシュートも体を目いっぱい伸ばして弾き出し、ゴールを許さなかった。

 空中戦にも地上戦にも強さを見せる林。その好調ぶりは「企業秘密」としながらも、新天地での充実ぶりをこのように話している。

 

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