冨安健洋の離脱から…アーセナル「オプション減少」の危機 止まぬ負傷者、英紙伝えた“危惧”

足首を負傷し、ピッチにうずくまったマルティン・ウーデゴール【写真:Getty Images】
足首を負傷し、ピッチにうずくまったマルティン・ウーデゴール【写真:Getty Images】

代表戦で負傷者、リーグ戦&CLへ浮かび上がった不安要素

 イングランド1部アーセナルはインターナショナルウォーク明けの1週間で宿敵トッテナムとの「ノースロンドン・ダービー」や王者マンチェスター・シティとの激突などビッグゲームを控えているが、代表戦で選手が立て続けに負傷するなど不安要素が浮かび上がってきている。

 2季連続でプレミアリーグ2位のアーセナルは今季もリバプールと並んで王者シティの対抗馬として期待が懸かるなか、開幕3試合で2勝1分とまずまずのスタートを切った。

 9月のインターナショナルウィークが明けた9月15日のリーグ第4節ではトッテナムとのダービーマッチを控えている。前節ブライトン戦(1-1)で退場したMFデクラン・ライスが出場停止で欠場が決まっているが、それに加えて代表戦で選手の負傷が相次ぐアクシデントに見舞われている。

 イタリア代表のDFリッカルド・カラフィオーリは6日のUEFAネーションズリーグ第1節フランス戦でFWウスマン・デンベレとの接触によって左ふくらはぎを負傷し途中交代。カラフィオーリはイタリア代表を離脱し、一足先にアーセナルに戻ると伝えられているが、現時点ではトッテナム戦への出場可否は明らかになっていない。

 英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は「冨安健洋の不在によってすでに守備のオプションは減少している」と最終ラインへの影響を危惧している。スコットランド代表DFキーラン・ティアニーもハムストリングの負傷で離脱しており、特に左サイドの選択肢は限られている状況だ。

 さらに、ノルウェー代表のMFマルティン・ウーデゴールも9日のネーションズリーグ第2節オーストリア戦で足首を負傷し、戦線離脱が危惧されている。また、スペイン1部レアル・ソシエダから獲得した新戦力のMFミケル・メリーノも加入直後に肩の骨折を負い、デビューが遅れている。

 15日のトッテナム戦のあと、19日には昨季ヨーロッパリーグを制したアタランタとのUEFAチャンピオンズリーグ開幕戦、そして22日にマンチェスター・シティ戦とのリーグ戦といずれもアウェーでの強敵対決が続く。この重要な1週間を前に複数のネガティブなニュースが飛び込んできているアーセナルだが、序盤戦の試練を乗り越えることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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