イブラヒモビッチ電撃引退も 来季去就を明言せず…「トップレベルのまま引退したい」

残りのキャリアが短いことを自ら示唆 「これから何が起こるかは分からない」

 マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、来季の契約延長オプションをユナイテッドとの間に保有しているが、去就について明言を避けた。そして「トップレベルのまま引退したい」と、残りのキャリアが短いことを示唆している。米「FOXスポーツ」のインタビューに語った。

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 イブラヒモビッチはユナイテッドに加入した昨年夏の経緯について「中国に行く可能性はあった。だが、このクラブと契約した」と、超巨額年俸を提示したチャイナ・マネーを手にする可能性があったとした。そのうえで、来季以降の契約やプレーについても語っている。

「毎日トレーニングをしているが、それは好きでやっていること。ここで1年契約をして、2年目のオプションもある。だが、もう長い時間は自分のキャリアに残っていない。これから何が起こるかは分からない。様子を見よう。自分のレベルが落ちてから引退はしたくないし、トップレベルのまま引退したい。今は楽しんでいるし幸せだ。しかし、先のことは様子を見ようじゃないか」

 イブラヒモビッチは今季、初挑戦となったプレミアリーグでリーグ戦15ゴールと活躍し、チーム内でも断トツ。UEFAヨーロッパリーグのゲームでも出場を続け、35歳のベテランとは思えないようなフル稼働を続けている。自身が語るように、いまでもトップレベルの選手であることを結果で証明しているが、来季の契約延長については明言を避けた。

 先日来、イブラヒモビッチはアメリカMLSロサンゼルス・ギャラクシーでのプレーを熱望しているものの、年俸額がネックと報じられている。ユナイテッドでのプレー継続か、アメリカ移籍かが焦点になっていたが、本人の言葉からは電撃引退の可能性すら否定できない。来季に向け、その動向が注目される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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