ルヴァン杯4強は川崎×新潟、名古屋×横浜FMに決定 名手ランゲラックがPKキッカー志願&阻止2本と躍動

ルヴァンカップ4強が決定【写真:徳原隆元】
ルヴァンカップ4強が決定【写真:徳原隆元】

新潟は9年ぶりの大会ベスト4進出

 ルヴァンカップはプライムラウンド準々決勝第2戦が9月8日に各地で行われ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、アルビレックス新潟、名古屋グランパスの4チームがベスト4進出を決めた。

 第1戦で1-6と横浜FMに大敗した北海道コンサドーレ札幌は3-1で逆転勝利を飾ったが、2戦合計スコア7-4で横浜FMが2年連続でベスト4へ駒を進めた。

 準々決勝進出チームで唯一のJ2クラブとなったヴァンフォーレ甲府は、前半31分にDF孫大河のゴールで川崎相手に2戦合計スコア1-1に追い付く。しかし、延長戦に入るかと思われた後半アディショナルタイム、FW遠野大弥が劇的な決勝ゴールを決めて2戦合計ゴコア2-1とし、4強入りを決めた。

 第1戦で新潟相手に5点のビハインドを背負った町田は前半41分にFW中島裕希、同45分にMF下田北斗がゴール。しかし、後半に加点することはできず、2戦合計スコア2-5で敗退。新潟に軍配が上がったが、これが9年ぶりのベスト4となった。

ランゲラックのPKセーブもあり、名古屋が4強へ【写真:徳原隆元】
ランゲラックのPKセーブもあり、名古屋が4強へ【写真:徳原隆元】

 18時30分キックオフの広島×名古屋は激闘となる。第1戦で0-1と敗れている名古屋は前半9分にセットプレーからFWパトリックが決めて2戦合計スコア1-1に持ち込み、試合は延長戦へ。そして延長前半12分にMF東俊希が鮮やかな直接フリーキック弾を決め、1-1の同点に追い付き、合計スコアで勝ち越した。

 しかし、延長後半7分に名古屋FW永井謙佑がドリブル突破からクロスを上げると、戻ってきた広島MF越道草太のオウンゴールを誘う形になり、合計スコアで2-2に再び追い付いた。試合はPK戦にまでもつれ込んだなか、今季限りでの退団が決まっているGKランゲラックが2本のシュートを止め、2人のキッカーとしてもゴールを決め、PKスコア3-1で準決勝への最後の切符は名古屋が手にした。ランゲラックは試合後、「試合の前に(長谷川健太)監督とPKを蹴るという話をした」とキッカーを志願したことを明かした。

 準決勝のカードは川崎×新潟、名古屋×横浜FMとなった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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