内田篤人氏「マジで線を引かれた」 長谷部コーチ就任“初耳”で抗議「(情報は)漏れないから!」
長谷部誠氏が今回からA代表のコーチとして参加
今回の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選からは、森保ジャパンに元日本代表MF長谷部誠氏がコーチとしてチームに加わった。森保一監督の強い要望で実現したというが、かつて日本代表で一緒にプレーした日本代表DF内田篤人氏は、長谷部氏から事前に何も知らされていなかったという。スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で明かした。
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9月のアジア最終予選を戦う森保ジャパンのメンバー発表で、MF伊東純也とMF三笘薫の代表復帰とともに大きな注目を集めたのが、長谷部氏のコーチングスタッフとしての代表復帰だった。日本代表として国際Aマッチ114試合に出場して、キャプテンマークを巻いて歴代最多となる81試合に出場しているレジェンドの存在は、チームにとっても頼もしい限りだろう。
そんな長谷部氏は、内田氏とも日本代表で長らく一緒にプレーしており、2010年、2014年と2度のW杯にも出場している。キャリアの大半をドイツでも過ごした2人には深いつながりがあるはずだが、今回の代表コーチ就任について長谷部氏は内田氏にも伝えていなかったという。
「内田篤人のFOOTBALL TIME」のホストを務める内田氏は「何も聞いていなかった。長谷部さんってちょっと真面目じゃないですか。俺がこういう(メディアの)仕事をしているので一切、言ってこなかった。マジで線を引かれた」と、右腕を大きく振りながら情報を遮断されていたことを明かした。
これを聞いた元日本代表FW佐藤寿人氏が「言ったら(情報が)漏れると思ったのかな? 漏れないでしょ」と突っ込むと、昨年10月に第3子が生まれたばかりで絶賛子育て中の内田氏は「漏れると思ったのかな? 漏れないよ! パンパースと同じくらい漏れないからね」と、独特な表現で自分から情報漏洩することはないと主張した。
2023年に長谷部氏より先にロールモデルコーチとして森保ジャパンのコーチングスタッフとなった経験のある内田氏は「僕も憲剛さんも、パッと入らせてもらった時に、スタッフの人たちもウェルカムでやりたいことをやらせてくれそうな感じだった。長谷部さんは昨季までプレーしていたのでね。最終予選とかってピリピリするじゃないですか? ああいう海外のトップのレベルとか、感覚は大事だと思うんですよね。どこまで長谷部さんが行くのか。行きにくいですよね、急にパッと入って、バンバン言うのは。あの人はちょっと様子見ると思いますが、鎌田(大地)くんとかとも一緒に(フランクフルトで)やっていますし、いい兄貴分的な存在になるんじゃないですか」と、日本代表の選手たちにとっていい刺激を与える存在になるだろうと予想した。
現日本代表キャプテンであるMF遠藤航も長谷部氏のコーチとしての加入について「メリットしかない」と言及し、チーム内からもポジティブな声も挙がっているが、W杯初のベスト8進出を目指すチームで長谷部氏が果たす役割にも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)