イングランド代表は暫定監督の初陣で白星

　イングランド代表は現地時間9月7日、UEFAネーションズリーグ（UNL）リーグB・グループ2第1節でアイルランド代表と対戦し2-0で勝利した。敵地で快勝を収めた一方、試合前にはファンによるピッチ侵入のアクシデントが発生。選手整列時を狙った大胆な行動が話題を呼んでいる。

　試合は、イングランドが前半11分にゴール前の混戦からMFデクラン・ライスが決めて先制する。さらに同25分には、グラウンダーの右クロスをMFジャック・グリーリッシュが右足で冷静にゴール左に流し込み2点目を奪った。後半は追加点こそ奪えなかったものの、アイルランドの攻撃をシャットアウト。リー・カーズリー暫定監督の初陣を白星で飾った。

　次節のフィンランド戦（現地10日）へと弾みをつけたなか、試合前には水を差す事態が。英紙「デイリー・スター」が報じている。

　アクシデントが起きたのは、選手がピッチに入場し整列した直後。突如としてイングランド代表のレプリカユニフォームを身に纏ったぽっちゃり体型のファンが、平然とした様子で同代表の列に加わった。記事によると、ピッチ侵入を行ったのは「Jarvo69」として知られる迷惑系YouTuberのダニエル・ジャービス氏。記事は、FAカップやパリ五輪閉会式の潜入といった同氏による過去の“犯行歴”を紹介している。

　この大胆なピッチ侵入は、本人が自身の公式X（旧ツイッター）で「俺は今、イングランド代表で最高にぽっちゃりな選手だ」と投稿したこともあり大きな話題に。SNS上には、「大人になれよ」「あんたは愚か者だ」「選手も何事かと思っている」「伝説だ」「クレイジー」「最高のピッチ侵入かもしれない」など、さまざまな反応が寄せられている。