出場わずか1分…日本代表に海外ファン「同情するよ」 名門で“無慈悲なスタメン落ち”
今季リバプールで序列低下、日本代表MF遠藤航の現況に対する現地反応は?
イングランド1部リバプールに所属する日本代表MF遠藤航はアルネ・スロット監督の下でスタメンに入れず、開幕3試合での出番は第2節ブレントフォード戦(2-0)でのおよそ1分のみとなっている。昨季はレギュラーとして活躍してきた日本代表キャプテンの処遇について、現地のファンから同情の声が上がっている。
遠藤はユルゲン・クロップ前監督のラストシーズンとなった昨季リバプールに加入。移籍当初はMFモイセス・カイセド(チェルシー)らメインターゲットを逃したあとでのその場しのぎの補強と見られ、現在のように出番は限られていたが、徐々にフィットして終盤には不動のレギュラーとして活躍。プレミアリーグでは3位に終わったが、リーグカップ優勝に大きく貢献した。
しかし、今季新たに就任したスロット監督の下ではオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが台頭していることもあって、遠藤がベンチを温める時間が長くなっている。システムや戦術の変更によって定位置を失った格好で、今季のプレー時間はここまで3試合でわずか1分ほどにとどまっている。
そんな遠藤の状況についてやきもきする現地ファンもいるようだ。英公共放送「BBC」はリバプールであまり話題に上がっていない選手についてのファンの声を取り上げており、とあるファンは森保ジャパンのキャプテンについこうコメントしていた。
「誰も遠藤航の無慈悲な除外について話していない。彼は昨季、主要なターゲットを逃した我々を悲惨な状況から救う素晴らしい働きだった。それが突然、プレースタイルの変更によってチームに戻る道がなくなってしまった。彼には同情するよ」
また、ある別のファンも「まだプレーしていない選手たちについてもあまり話されていない。ハービー・エリオット、遠藤、(ダルウィン・)ヌニェスといった選手は最初の3試合でほとんど使われていない。インターナショナルブレイクが終われば、1週間で2試合の試合が行われるようになり、我々のポテンシャルがどのようなものなのかはっきりするだろう。今後数試合ですべてが明らかになる」と出番の少ない選手たちの1人として遠藤について言及していた。
なお、遠藤自身は5日のワールドカップアジア最終予選・中国戦(7-0)後、リバプールでの現状について「週1回の試合だったし、代表が終われば連戦になるのでチャンスは来ると思うし、11人でサッカーはできないと思うので。間違いなく自分の出番は回ってくると思うし、しっかり練習をしてこっちに来て、こっちでもしっかり練習もできたので気にしてない」と語っていた。まだシーズンは始まったばかりなだけに、チャンスは必ず巡ってくると楽観的な姿勢を保っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)