堂安律「監督が一番根性あるなと」語った訳 最終予選で采配ズバリ…指揮官へ揺るがぬ信頼

日本代表の堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
日本代表の堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

完全アウェーでバーレーンと戦う

 森保一監督率いる日本代表は9月10日に敵地で行われる北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦でバーレーンと対戦する。MF堂安律は指揮官が初戦の中国戦で見せたサプライズ采配について選手の反応を明かした。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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 日が落ちかけたバーレーン・ナショナルスタジアム。ピッチは多少風は通るものの、湿度は高く暑さも残る。90分ハードワークし続けるのはかなり厳しい環境だ。堂安は「いわゆる中東特有のこの芝の感じというか、球も水も撒かないと走らないと思いますし、相手がどう出てくるかわかんないすけどもしかしたら水撒いてこない作戦もあるかもしれないんで、いろんなことを想定しながやりたいと思います」と警戒した。

 初戦の中国戦では7-0の大勝。森保監督は6月シリーズで挑戦した3バックを採用すると言うサプライズ采配を見せた。2大会連続で最終予選を黒星でスタートさせていた日本代表にとって3度目はないという状況だったため、“トライ”は多くの驚きを与えた。

 堂安は報道陣に対して「予想外れていました?」とニヤニヤ。3バックでいくと伝えられたときは「選手としては『そうか…それで行くんか』ってサプライズよりも『こっちの方が確かに良さそうだな』っていう感覚は正直ありました」という反応だったという。

 そこには指揮官への大きな信頼がある。最終予選も2度目。10番を任されている26歳は東京五輪、カタールW杯を経て絆を強固なものにしている。

「森保さんの腕というか、そこを信頼して。いくら選手がその能力があるとはいえ、最終予選で少し緊張感ある中、プラス4年前僕たちは立ち上がり、初戦(オマーンに敗れて)失敗している中で、それ(3バック)をチャレンジできるというのは森保さんの本当の相当な自信というか。本当に監督が一番根性あるなって思うぐらい(笑)。それをできるので」

 最大の敬意を払って攻撃的な3バックへの思いを新たにした堂安。「常に自分たちがボール保持できる自信もある」。バーレーン戦ではまた新たな可能性を示すことができるか。進化し続けるシステムへの挑戦に期待がかかる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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