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勝利に貢献した香川のプレーを米メディアも称賛 「3試合連続で攻撃陣の最も明るい起爆剤に」
第25節インゴルシュタット戦、香川は決勝点の起点になるスルーパス
ドルトムントの日本代表MF香川真司は現地時間17日、28歳の誕生日に行われたブンデスリーガ第25節の本拠地インゴルシュタット戦に先発フル出場した。決勝点の起点になるスルーパスで1-0勝利に貢献した背番号23は、ドイツ国外メディアからも「3試合連続でチーム攻撃陣の最も明るい起爆剤に」と称賛を浴びている。
香川はFWオーバメヤンの背後にMFプリシッチと2人で並ぶ攻撃的MFのポジションで出場した。前半14分、ピッチ中央でパスを受けた香川はトレードマークの高速ターンで前を向くと、左サイドを駆け上がったDFシュメルツァーにスルーパスを通した。中央への折り返しをオーバメヤンが左足で押し込んで今季23得点目をゲット。これが決勝点となり、辛勝ながら2試合ぶりの白星を手にした。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では、香川に合格点の7点を与えている。GKビュルキの8点に次ぐ高評価で、DFソクラティスと並ぶチーム2位タイの高評価となった。
寸評では次のように称賛している。「バースデーボーイは金曜日もチームに供給を続ける才能となった。今28歳になったが、彼は3試合連続でチーム攻撃陣の最も明るい起爆剤となった。彼はシュメルツァーの前方に白眉のボールを通し、先制点の起点になった」と報じられている。3月11日のヘルタ戦(1-2敗戦)では1アシスト、15日のDFBカップ8強のシュポルトフロインデ・ロッテ戦でも2点目に絡む活躍を見せていた。
右足痛の持病からパフォーマンスを落としていた香川だが、本来の高速ターンや正確なトラップなど好調時のプレーも随所に披露した。23日のワールドカップアジア最終予選の敵地UAE戦を前に、小さな魔法使いが待望のトップフォームを取り戻したようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images