韓国サッカーは「残念なものに見える」 ライバルとの対照的な初陣に母国嘆き「日本は上手すぎる」

韓国と日本で明暗が分かれたW杯最終予選初戦【写真:ロイター & 徳原隆元】
韓国と日本で明暗が分かれたW杯最終予選初戦【写真:ロイター & 徳原隆元】

日本は中国に7-0大勝、韓国はパレスチナに0-0ドロー

 森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング18位)は、9月5日に埼玉スタジアムで行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦で中国(同87位)相手に7-0と快勝した。同日、パレスチナ(同96位)と対戦した韓国(同23位)は0-0のドローに終わり、韓国国内では「日本のサッカーはすでに韓国のサッカーを超えている」との声が上がっている。

 日本は前半12分、MF久保建英のコーナーキック(CK)をキャプテンのMF遠藤航がヘディングで叩き込んで先制すると、同アディショナルタイムにはMF堂安律のクロスからMF三笘薫がヘディングで合わせ、2-0とリードを広げてハーフタイムを迎えた。

 後半7分にはMF南野拓実が個人技の突破からペナルティーエリア左に侵入してゴールを挙げると、同13分にもグラウンダーのシュートをゴール右に流し込んで連続得点。同32分にはMF伊東純也、同42分にはFW前田大然の途中出場組がネットを揺らし、同アディショナルタイムには久保が強烈なシュートでゴールラッシュを締めくくり、7-0と快勝した。日本はボール支配率72.7%対27.3%、シュート15本対1本という圧倒ぶりだった。

 一方で、ホン・ミョンボ監督が再就任した韓国はパレスチナと対戦。FWソン・フンミンやMFイ・ガンイン、DFキム・ミンジェといった主力が出場したなかで、格下相手に0-0のスコアレスドローに終わった。ホームでの戦いに加え、ボール支配率75.3%対24.7%、パス本数も698本対223本とパレスチナを上回っていたものの、終わってみればシュート数は16対10と打ち合いになっていた。

 韓国のテレビ放送局「JTBC」によれば、韓国の有名YouTuberである「Gamst」ことキム・イン・ジク氏は日韓の対照的なW杯アジア最終予選初戦の結果を受けて、「日本のサッカーはすでに韓国のサッカーを超えている。上手すぎる」と語ったという。

 また、記事内では「日本は歴代の中国戦において最大得点差で勝利した。FIFAランクでアジア3位の韓国がパレスチナと引き分け、同4位のオーストラリアがバーレーンに衝撃敗戦を喫したなかでの(日本の)大勝だ。同じ自国出身の監督がホームで率いた試合。韓国サッカーがさらに残念なものに見えるという評価が相次いでいる」と、国内の嘆き節を伝えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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