高卒ブンデス入り日本人DFがCL登録外 「まだ望みがある」…出場への“条件”を現地指摘

シュツットガルトのチェイス・アンリ【写真:Getty Images】
シュツットガルトのチェイス・アンリ【写真:Getty Images】

チェイス・アンリはBリスト入り

 ドイツ1部シュツットガルトのDFチェイス・アンリは今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の登録メンバー25人から外れた。ドイツメディア「ran」はアンリを含む4人の若手選手のメンバー外に関して「ファンは激怒している」と現地での反応を伝えている。

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 今季シュツットガルトのトップチームに昇格した20歳のアンリは8月24日に行われたフライブルクとの開幕戦に途中出場してブンデスリーガデビューを飾ると、続く第2節マインツ戦では先発フル出場。着実に評価を高めている。

 そんなアンリだが、CLに臨む25名のメンバーからは外れている。現地メディアは「シュツットガルトのCLメンバーが発表された時、一部のファンは驚きを隠せなかった。25人のメンバーにはニック・ウォルトメイド、チェイス・アンリ、ラモン・ヘンドリクス、ユスティン・ディールという4人の若手が欠けていた」とアンリらのメンバー外について報じた。

 とはいえ、クラブには選択の余地がなかったという背景もある。記事では次のように説明されている。

「VfB(シュツットガルト)もこのようなファンのリアクションは想定していたに違いない。クラブはスカッドに何人かの選手が含まれていないことについてUEFAのレギュレーションに言及して説明した。25人の選手のうち、少なくとも8人は“地元で育成された選手”である必要があり、そのうち4人は“協会で育成した選手”でなければならない」

 このいわゆるホームグロウン選手の規定を守れない場合は登録メンバーが削減されてしまう。シュツットガルトはこの規定を守るために条件を満たす選手をメンバーに登録し、アンリら一部の選手を外さざるを得なかったようだ。

 ただし、アンリについては「まだ望みがある」「Bリストに入ってCL出場することができる」とも伝えられている。

 クラブは2003年1月1日以降生まれで、15歳の誕生日を迎えてから継続して2年以上、あるいは同一協会内でのローン移籍を含めて計3年連続でプレーしていた選手をBリストに登録することができる。2004年生まれで2022年にシュツットガルトに加入したアンリは条件に当てはまるため、BリストからCL出場の可能性は残っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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