人口15億人いてなぜ? 日本戦大敗に大物助っ人「私が知る中国はもっとマシ」「帰化に頼るのはダメ」

上海海港・オスカル【写真:Getty Images】
上海海港・オスカル【写真:Getty Images】

元ブラジル代表MFオスカルや今年現役を引退したムリキ氏が反応

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が開幕し、森保一監督率いる日本代表は9月5日に埼玉スタジアムで行われた中国戦で7-0と大勝した。前評判通りの結果とはいえ、想像以上の大差に中国サッカーを知る大物助っ人らも反応している。

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 森保ジャパンは前半12分にMF遠藤航のゴールで先制すると、同アディショナルタイムにMF三笘薫が追加点を奪う。さらに、後半にはMF南野拓実が2ゴール、途中出場のMF伊東純也とFW前田大然が加点し、最後はMF久保建英が締めくくり、7-0と最終予選で白星スタートを切った。

 ボール支配率27.3%にとどまった中国はFWジャン・ユーニンが前半に放ったシュート1本のみで、枠内シュートは0。7点差は中国にとってW杯予選史上ワーストの敗戦で、国際Aマッチでも2012年のブラジル戦(0-8)に次ぐ不本意な記録となった。

 中国人選手、元中国代表選手やメディア関係者にとどまらず、中国リーグでプレー経験があるレジェンド外国籍選手も驚きの反応を見せている。

 中国1部上海海港に所属する元ブラジル代表MFオスカルは、かつてイングランド1部チェルシーで活躍し、2017年から中国でプレー。中国の大敗を受け、中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」に「頭を上げて、この試合を忘れて次を考えよう。監督は戦術を調節してほしい。私の知る中国サッカーはもっとマシだ。こんな守るだけではない」と檄を飛ばした。

 J1リーグのFC東京だけでなく、広州恒大など中国の3クラブでプレーし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)得点王も経験したブラジル人FWムリキ氏も自身の「微博」で、「中国が日本に0-7で負けた結果に驚いている。また中国が強国になるには長い道のりが必要だと証明している」としたうえで、「外国からの帰化に頼るのではダメだ。全クラブの育成を強化せねばならない。15億人も人口がいる国で、どうして30人の優秀なサッカー選手が育たないのか? 何が問題なのか?」と疑問を投げかけている。

 コメント欄では、「長くプレーしたあなたも何が問題か分からない。なぜなら中国サッカーの問題点はサッカー以外にあるからだ」「あなたがもし中国に生まれていたら、サッカー選手として成功できていなかっただろう」といった反応が見受けられた。

 両者ともに中国で長くプレーし、中国サッカーをよく知るが、彼らも解決策が分からない。中国サッカーの出口はどこにあるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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