J1の24歳“苦労人”「こんな選手隠れてたんか」 大卒→関東1部→プロ入り…衝撃4発に脚光

新潟の長倉幹樹【写真:徳原隆元】
新潟の長倉幹樹【写真:徳原隆元】

新潟はルヴァンカップ準々決勝の第1戦で町田に5-0の快勝

 アルビレックス新潟は9月4日、ルヴァンカップ・プライムラウンド準々決勝の第1戦でFC町田ゼルビアを5-0の大量得点で下した。うちプロ初の4ゴールを挙げたFW長倉幹樹には大きな注目が集まっている。

 前半16分、MFダニーロ・ゴメスのクロスに長倉がフリーで合わせ新潟が先制。同32分に町田FW藤尾翔太が危険なタックルで一発退場となると、流れは一気に新潟へ。同42分にFW小野裕二が追加点を挙げて前半を折り返すと、ハーフタイム明けに再び躍動する。

 後半4分、カウンターから絶妙なクロスをもらった長倉が冷静にGKとの1対1を沈め3-0。同42分には相手GKのゴールキックをカットしたMF高木善朗が、パス1本で裏へ抜け出した長倉へ通す。冷静にゴールネットを揺らし、ハットトリックを達成した。同アディショナルタイム5分には味方のつないだボールをゴール右上に決め、この日だけで4得点を奪う活躍を見せた。

 浦和レッズのアカデミー出身の長倉。順天堂大学へと進学し、2022年より関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドFCでプレーし、同年8月にザスパクサツ群馬へとステップアップした。23年7月に新潟へやってくると、J1リーグ10試合1ゴールの成績を残す。迎えた2シーズン目、今回のルヴァンカップで自身プロ初の4得点。関東1部も経験した苦労人が飛躍を遂げている。

 SNS上でも「これは世界に見つかっちゃったな」「苦労人だが天性のボールタッチ」「こんな選手隠れてたんか」「シュート冷静すぎ」「町田キラーになりそう」といった絶賛の声が届く。リーグ戦でも直近5試合負けなしと復調している新潟で、24歳の長倉も大きく成長しているようだ。

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