日本代表で「最も伸びている1人」 OB絶賛した森保J成長の要因…中国戦出場16選手採点

南野に感じた「凄み」 久保が「トドメの一撃でファンを…」

<MF>
■前田大然(セルティック/スコットランド)=★★★★☆
IN←後半18分
 相手を狩るように爆発的なスピードで寄せたプレスバックは、これぞ前田の真骨頂というプレー。伊東のクロスに合わせて奪ったゴールは、決して簡単なものではない。前田でなければ追い付かなかった可能性もあり、シュートも高難度だった。

■南野拓実(ASモナコ/フランス)=★★★★★
 圧巻の2ゴール。やはり中央付近でプレーすると輝く。動き回る久保に応じて、上手く隙間のスペースを突いて脅威を与えていた。常に足を止めずに駆け引きし、ゴールやスペースを狙い続けていた。改めて、中央でプレーする時の南野に凄みを感じた。

■久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)=★★★★★
 縦横無尽に動きながらプレーに多く絡み、攻撃を上手くコントロール。コーナーキック(CK)のピンポイントキックでアシストしただけでなく、トドメの一撃でファンをスカッとさせた。多少のミスはあったにせよ、積極的に仕掛ける姿勢やスペースを使う意識が光った。

<FW>
■上田綺世(フェイエノールト/オランダ)=★★★★☆
OUT→後半35分
 足もとにボールが収まり切らない場面があり、ダイアゴナルランの質は課題。それでも身体を張ったポストプレーで良さを見せつけ、南野のゴールを見事にお膳立て。ゴールを決めていれば、ストライカーとしてより怖さを与えられていたか。

■小川航基(NEC/オランダ)=★★★★☆
IN←後半35分
 終盤のチャンスは決めたかったが、得意の形で良さを見せた。高さを生かせるヘディングの強さと自分の形を持っている。結果を残せればスタメン奪取の可能性は十分。上田としのぎを削りながら切磋琢磨を続けてほしい。

(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)

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金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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