中国代表は「グアルディオラが率いてもダメ」 歴史的大敗にファン落胆…自国FWも日中格差に唖然
ジャン・ユーニンは次戦サウジアラビア戦に切り替えの必要性を強調
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選がついに開幕。森保一監督率いる日本代表は9月5日、埼玉スタジアムで行われた初戦で中国と対戦し、MF遠藤航の先制点を皮切りに大量得点で7-0の大勝を飾った。前評判通りの結果とはいえ、想像以上の大差に中国側もショックを隠せないようだ。中国のサッカー専門メディア「足球報」が伝えている。
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日本は前半12分、MF久保建英のコーナーキック(CK)をMF遠藤航がヘディングで叩き込んで先制すると、同アディショナルタイムにはMF堂安律のクロスからMF三笘薫がヘディングで合わせ、追加点を奪い、2-0で前半を終えた。
後半7分には南野拓実が個人技の突破からペナルティーエリア左に侵入してゴールを挙げると、同13分にもグラウンダーのシュートをゴール右に流し込み、連続得点をマーク。同32分にはMF伊東純也、同42分にはFW前田大然の途中出場組がネットを揺らし、同アディショナルタイムには久保が強烈なシュートで締めくくり、7-0と圧勝した。ボール支配率72.7%対27.3%、シュート15本対1本と、中国を大きく上回った。
先発出場したFW張玉寧(ジャン・ユーニン)は試合後、「日中両国の差が出た。我々が正視せねばならない差だ」と結果を受け止めたうえで、「ショックから抜け出して、ホームでの次戦に向けて改善しなければならない」と語った。
中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督も試合後の記者会見で「とてもつらい夜になった。多くの失点は余計だった」とコメント。日本の勝利を称えつつも、「残りの9試合に向けてしっかり総括しなければならない。キャンプ段階で守備に時間を割いたが、今日の多くの失点は不必要な失点だった」と嘆いた。
コメント欄では怒ったファンがイバンコビッチ監督の解任や辞任を求める声もあったが、「仮に(マンチェスター・シティ監督のジョセップ・)グアルディオラが率いてもダメだ」と冷静な声もあった。
中国の次戦は、9月10日にホームでサウジアラビアと対戦予定。日本戦の大敗を引きずるのか、または立て直すのか、監督や選手たちの真価が問われる。
(FOOTBALL ZONE編集部)