日本代表、大量7得点で高評価続出…中国戦「採点」 最高得点はサプライズ采配の森保監督

中国戦に出場した選手を採点【写真:徳原隆元】
中国戦に出場した選手を採点【写真:徳原隆元】

中国に7-0で勝利した

 日本代表は9月5日、埼玉スタジアム2002で北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の中国戦を行い、7-0で圧勝した。直近2回のアジア最終予選の初戦で敗れていた日本だが、森保一監督は右ウイングバックにMF堂安律、左ウイングバックにMF三笘薫という超攻撃的な3バックの布陣を採用して試合をスタートした。

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 序盤からボールを保持して攻め続けた日本は、前半にセットプレーからMF遠藤航とMF三笘薫がゴール。相手が5バックに変更してきた後半も、選手たちが個の能力の高さを見せてMF南野拓実が2点、代表復帰のMF伊東純也、MF前田大然、そしてMF久保建英もゴールを挙げて理想的な3次予選のスタートを切った。

 ここでは出場16選手を1点~10点(最高10点)で採点した。

<GK>
■鈴木彩艶(パルマ/イタリア)=6.0
埼玉スタジアムへの凱旋を果たす。試合終盤にプレスを受けながらも弱いバックパスをしっかり処理。

<DF>
■谷口彰悟(シント=トロイデン/ベルギー)=6.5
安定感のある守備に加えて、左右への長短のフィードの精度も高かった。

■板倉 滉(ボルシアMG/ドイツ)=6.5 OUT→後半26分
長身FWジャン・ユイニンにも空中戦で負けず。右の左利きコンビを生かすパス供給。

■高井幸大(川崎フロンターレ)=6.5 IN←後半26分
20歳1日での代表デビュー。投入直後に相手の攻撃の芽を摘み、落ち着いたプレー。

■町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)=6.5
3バックの左に入り、中央の谷口と良いチャレンジ&カバーの関係性を見せた。

<MF>
■守田英正(スポルティング/ポルトガル)=6.5
遠藤に後方を任せて高めの位置でプレー。ボックス内にも入り込みチャンスに絡む。田中投入後はアンカーに。

■遠藤 航(リバプール/イングランド)=8.0 OUT→後半26分
価値ある先制ゴールを記録。所属クラブでの出場機会不足を感じさせなかった。

■田中 碧(リーズ/イングランド)=6.5 IN←後半26分
的確なポジショニングで相手の攻撃の芽をつぶし、ルーズボールの回収、パスのつなぎをこなす。

■三笘 薫(ブライトン/イングランド)=8.0 OUT→後半18分
アジアカップ以来の出場を果たすと、相手に警戒されながらも左サイドで違いを作ってゴールも決める。

■伊東純也(スタッド・ランス/フランス)=8.0 IN←→後半18分
大歓声とともに代表に復帰。ただいまの代わりとなるゴールを左足で決め、前田の得点もアシスト。

■堂安 律(フライブルク/ドイツ)=7.0 OUT→→後半18分
ウイングバックながら、アタッキングサードで存在感。久保との連携も良く、絶妙クロスで三笘弾も演出。

■前田大然(セルティック/スコットランド)=6.5 IN←→後半18分
途中出場して攻守にわたってスピードで相手の脅威になる。持ち味を生かしてゴールを記録。

■南野拓実(ASモナコ/フランス)=7.5
2ゴールだけでなく、相手の守備にギャップを作り、味方にスペースを与えるランニングを繰り返して攻撃に流動性を与える。

■久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)=8.0
堂安とのポジションチェンジで相手をかく乱。先制点につながるCKなど決定機を多く作り、最後に自らもゴール。

<FW>
■上田綺世(フェイエノールト/オランダ)=6.0 OUT→後半35分
周囲との連携にかける場面もあったが、ポストプレーにプレスに1トップの役割をこなし、南野の2点目をアシスト。

■小川航基(NEC/オランダ)=6.0 IN←後半35分
短い出場時間のなかでシュートを打ちに行こうとし続けたが、アディショナルタイムの一撃はポストに嫌われる

<監督>
■森保一 =9.0
サプライズの3バックで試合をスタートさせて、最後まで攻撃的な姿勢を崩さずに2連敗中だった初戦を完勝に導く。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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