市場価値で20倍以上の圧倒的格差…森保ジャパンの“人員”に中国羨望「豊富すぎる」
日本が計448億円、中国が計17.6億円
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が開幕する。森保一監督率いる日本代表は、9月5日に埼玉スタジアムで行われる初戦で中国代表と対戦予定。中国にとっても初戦だが、欧州のトップリーグで活躍する選手を揃える日本戦とあって、ファンや有識者も戦々恐々の様子だ。
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ドイツの移籍情報サイト「TransferMarkt」の算出する選手の市場評価額で、日本代表全員の合計は2.8億ユーロ(約448億円)。一方、中国は全員で1100万ユーロ(約17億6000万円)と20倍以上の差がある。
また、日本代表は久保建英(5000万ユーロ/約80億円)を筆頭に、三笘薫(4500万ユーロ/約72億円)、南野拓実(2000万ユーロ/約32億円)、堂安律(1800万ユーロ/約29億円)、鎌田大地(1800万ユーロ)、守田英正(1500万ユーロ/約24億円)、遠藤航(1300万ユーロ/約21億円)、板倉滉(1200万ユーロ/約19億円)、菅原由勢(1200万ユーロ)と実に9人が、1人だけで中国代表全員の合計より高い評価額だ。
深センの番記者を務める程文莉(チェン・ウェンリー)氏もこれを取り上げた一方で、「評価額、世界ランキング、実力ともに日本に及ばない。しかし、かつてイバンコビッチは同じ状況で、オマーン代表を率いて日本に勝った」と中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督の手腕に期待した。
著名解説者の顔強(ヤン・チャン)氏は、「市場評価額は選手の価値を表すバロメーターにはなるが、チーム全体の実力を計るにはふさわしくない。サッカーは個人競技ではなく団体競技だ」としながらも、両国の差を認める。「この試合に結果は求めないが、最終予選全体を見据えた戦い方を示してほしい。日本は古橋亨梧すら招集されない。人員が豊富すぎる。私が監督なら古橋を起用する」と、日本の選手層を羨んでいた。
移籍市場の評価額は、選手個人の実力や実績もだが、所属するクラブやリーグに大きく左右される傾向がある。特に欧州5大リーグ所属選手が多い日本代表と、全員国内組の中国のようなチームは大きな差が出てしまいがちだ。9月5日の試合で、実際にどれだけの差があるのかが実証されるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)