U-20女子ワールドカップ初戦でニュージーランドに7-0大勝

　ヤングなでしこ（U-20女子日本代表）は、コロンビアで開幕したU-20女子ワールドカップ（W杯）グループE組の初戦ニュージーランド戦に臨み、7-0の大勝で初戦を飾った。若きタレントたちが躍動し、圧倒的な攻撃力で好発進となった日本の戦いぶりには海外メディアから驚きの反応が上がっている。

　日本は前半からニュージーランドを圧倒した。まずは前半16分、MF松永未夢からのパスにFW土方麻椰が飛び込んで先制。同38分に再び土方が加点すると、FW笹井一愛とMF大山愛笑にも得点が生まれて、4-0で前半を終えた。後半も攻撃の手を緩めなかった日本はさらに3点を加えてゴールラッシュでの白星発進となった。

　ヤングなでしこの華々しい勝利にコロンビアのスポーツメディア「futbolred」も驚きを隠せない。記事では「アジアチームは容赦なく、オセアニアチームを7対0で破った」と大差を付けた戦いぶりに熱視線。大会初戦で7ゴールを奪った攻撃力に「驚異的な勝利だった」と脱帽している。

　今大会の決戦の地は標高約2600メートルにあり、日本はJISS（国立スポーツ科学センター）やJOC（日本オリンピック委員会）の協力も得ながら約2週間前に現地入りして準備を進めた。その効果がいきなり発揮されるような圧勝劇を演じたヤングなでしこは、準優勝だった前回大会のリベンジを狙う。

　なお日本は、現地時間5日にガーナ、8日にオーストリアと対戦。24チームが出場する今大会は、A組からF組の各組上位2チームと、3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出する。