森保ジャパン合流後…「質の高さすごく感じた」 脱帽の連続、22歳大卒ルーキーが見た景色
日本代表へ初招集の22歳DF望月ヘンリー海輝が語った心境
森保一監督率いる日本代表は9月3日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦(5日=埼玉)に向けてトレーニングを実施。不在だった一部の欧州組が合流し、27人のメンバーが揃ったなかで調整に励んだ。代表初招集の22歳DF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)は「質の高さをすごく感じた」とレベルの高さに舌を巻いた。
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望月は国士館大を経て今季に町田入り。190センチ超えの長身サイドバックとして台頭し、シーズン後半戦ではスタメンに定着。J1で快進撃を見せるチームを攻守で支えてきた大卒ルーキーの活躍ぶりが目に留まり、9月シリーズの日本代表メンバーへ初選出となった。
プロ1年目でいきなり掴んだ代表初招集。これまでよりも1ランクも2ランクもレベルアップした環境に身を置き、その表情には硬さも滲んでいた。右も左も分からぬ22歳の若手タレントを馴染ませようと、37歳のベテランDF長友佑都からは積極的に声を掛けられているといい、周囲のサポートに有難みを感じながら国内合宿に励む日々を送る。
メンバー全員が揃った合宿2日目、冒頭15分のみ公開されたトレーニングでは、堂安律(フライブルク)、板倉滉(ボルシアMG)ら海外組とともに“鳥かご”で汗を流した。「ここにいる皆が日本の命運を背負ってる。そこの緊張感とピリピリ感っていうのは常に感じながらやっています」。W杯最終予選が間近に迫る緊張感とともに、個々の質にも圧倒された。
「皆がそれぞれの場所でトップで活躍してる選手なので、1つのコントロールだとか、ボール回しもそうですし、技術というか、質の高さの違いっていうのはすごく感じた。基本的にパススピードが速くて、ギリギリまで相手を見て判断を変えたり、日本トップの選手が集まってるなってすごい感じました」
戦いの場は、Jリーグから日本代表へ。欧州各国リーグで主力を担う選手たちが集まった場に圧倒されつつも、決して怯むことはない。代表チームでの新たな一歩を踏み出した22歳は「僕もチャレンジャーというか、そういう部分もあるのでそこをいい意味で捉えて、思い切ってやれればなと思ってます」と虎視眈々とチャンスを窺う。
(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)