鹿島が米ニューヨークに初の海外オフィス設立 日本やアジアの枠を超えたグローバル戦略の一環
クラブ公式サイトでクラブ初の海外オフィス設立の背景と目的を説明
鹿島アントラーズは17日、グローバル戦略の一環として、アメリカのニューヨークにクラブ初となる海外オフィスを設立することを発表した。
クラブ公式サイトにてオフィス設立の背景を説明し、「日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の設立から25年を経て、国内サッカーは競技・事業の両面において大きな変化を遂げた。トップチームにおける強化やユース年代の海外交流に加えて、スポンサーシップや放映権をはじめとするビジネス面においても、グローバル市場とのつながりが活発化している」としている。
また設立の目的については、「強化・事業両面における情報収集とネットワーキング、グローバル市場におけるマーケティング及びスポンサーセールスの促進、メジャーリーグサッカーのデジタルマーケティング先進事例調査を主な目的として、米国・ニューヨークにオフィスを設けることとした。クラブ初となる海外オフィス設立を機に、日本やアジアの枠を超えたグローバル市場において、鹿島アントラーズの価値を高めながら、クラブとしてさらなる発展を促進する」と説明を加えた。
ニューヨークオフィス設立にあたって、アメリカの各種スポーツマネジメントコンサルティングやアスリートの海外サポート業務等を行っているBlue United Corporationと提携する。同社はMLSのアジア事業を担っており、スポーツ団体・企業やアスリートの海外進出をサポートしてきた実績を持つという。
昨年12月のクラブワールドカップ決勝で欧州王者レアル・マドリードをあと一歩のところまで追いつめる激闘を演じた鹿島が、世界進出に向けて大きな一歩を踏み出したようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images