日本人DFの移籍後初ゴール…英紙はクラブへ「皮肉」 「プレミアで15か月ぶり」も惨敗
菅原の初ゴールは昇格組サウサンプトンにとって15か月ぶりのプレミア得点に
イングランド1部サウサンプトンの日本代表DF菅原由勢は、現地時間8月31日に行われたプレミアリーグ第3節ブレントフォード戦(1-3)で鮮烈な移籍後初ゴールをマークした。一方現地メディアは、クラブへの「皮肉」も含めた報道で取り上げている。
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今夏オランダ1部AZアルクマールからサウサンプトンへとステップアップした菅原。今シーズンはプレミア開幕から出場を続けており、ブレントフォード戦では初のフル出場となった。
しかしチームは1-3で敗れ開幕3連敗。守備面で弱点を露呈しており、苦しい立ち上がりとなっている。ブレントフォード戦は前半43分に先制弾を奪われると、後半20分、同24分と立て続けに失点。大きな点差を開けられたなか、菅原のゴールが生まれたのは後半アディショナルタイム4分と深い時間帯だった。
ペナルティーエリア内でFWアダム・ララーナが浮き球に反応。頭で落としたボールに走り込んだ菅原がダイレクトボレーを放つと、左足アウトサイドで狙ったボールはゴール左ポストに当たりながらネットへ吸い込まれた。
この場面のみならず、サウサンプトンで存在感を示した菅原には海外データ分析サイト「FotMob」がチーム最高の8.4点の採点を付けるなど高評価を与えたなか、英紙「ザ・サン」の試合総括でも菅原の反撃の一発に触れている。
記事では昇格組サウサンプトンの不調を指摘しつつ、「一方で、スガワラが足の外側からつま先で蹴り込み、ファーポストに当てた一撃がサウサンプトンのファンを歓喜させた。(クラブにとって)プレミアリーグ約15か月ぶりのゴール」と、ようやく揺らしたネットだったことを伝える。
続けて「プレミア15か月ぶりの得点に『ゴールを決めた!』と皮肉交じりに叫んだ。サウサンプトンが1部残留の期間を延ばしたいのなら、彼らはさらに多くのきっかけを見つける必要がある」と、現時点でプレミア残留へ厳しい見解を示していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)