遠藤ライバルが「別格」の輝き マンU粉砕で現地&クラブOBが最大級賛辞「次世代のヴィエラ」
リバプールはマンUに3-0の快勝
イングランド1部リバプールは現地時間9月1日、プレミアリーグ第3節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、敵地で3-0の快勝を収めた。日本代表MF遠藤航は出場なしに終わったなか、同じ守備的ボランチでフル出場したオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフに現地メディアは最高点タイの評価を与え、「ピッチ中央での活躍は別格だった」と絶賛している。
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国内最大のライバル同士の対決を開幕3試合目にして迎えたなか、試合は一方的な展開となる。前半7分のDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの得点は直前にプレーに関与したFWモハメド・サラーのオフサイドによって取り消されたものの、同35分に相手MFカゼミーロのパスをカットしたフラーフェンベルフが敵陣深くまで持ち運び、右サイドに構えるサラーに展開すると、クロスにFWルイス・ディアスが合わせて先制点を奪った。
さらに前半42分、右サイドでパスを受けたサラーが針を通すようなパスをゴール前に送ると、ディアスが倒れ込みながら右足を振り抜き、ゴール右に流し込んだ。後半11分にもカウンターの場面でMFドミニク・ソボスライのスルーパスからサラーがダイレクトで合わせ、ユナイテッドの心をへし折る追加点を記録。試合は3-0で終了した。
リバプール専門メディア「Liverpool.com」はユナイテッド戦の「勝者」にフラーフェンベルフを選出し、10点満点の採点でチーム最高点タイとなる9点を付け、「ピッチ中央での活躍は別格だった。この試合では、新たな役割で経験不足を露呈する懸念もあったが、むしろ彼にとって完璧な役職であることが強調された」と称賛を送っている。
また現地メディア「EMPIRE OF THE KOP」はリバプールOBのジェイミー・キャラガー氏の試合後のコメントを紹介しており、「フラーフェンベルフはまるでヴィエラのようで、ほかの選手と一線を画していた」と絶賛。記事内でも「フラーフェンベルフは次世代のヴィエラか?」と大々的に取り上げ、もはや守備的ポジションの適任者であるかの議論ではなく、プレミア史上最高のボランチの1人として評価されるレジェンドのパトリック・ヴィエラ氏との比較論にまで発展している。
遠藤はこの試合でも出場機会は訪れず、ポジションを争うフラーフェンベルフが開幕から並外れたパフォーマンスを発揮していることもあり、新体制で厳しい立場を強いられている。今後カップ戦などを含め、過密日程に突入するなか、限られた出場機会でアピールしていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)