足裏が「顔に入ってる」 相手選手“踏み付け”、出血事態も日本代表OB擁護「避けようがなかったのかなと」
町田FWオ・セフンが競り合いで浦和DF井上黎生人の顔を踏んでしまう場面が発生
FC町田ゼルビアは、8月31日に行われたJ1リーグ第29節浦和レッズ戦で2-2と引き分け、5月以来の首位陥落となった。前半には韓国代表FWオ・セフンが球際の攻防で相手選手の顔を踏んでしまうシーンがあり、実況も「ひやっとした」と振り返っている。
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町田は序盤にFW藤尾翔太やFWオ・セフンが敵陣ゴール前でチャンスを迎えたが、これをモノにすることができず。逆に、浦和は前半37分、MF大久保智明のフリーキックをファーサイドでMF関根貴大がダイレクトボレーで合わせ、先制に成功した。
日本代表に初選出された右サイドバック(SB)のDF望月ヘンリー海輝を前半だけで代え、DF鈴木準弥を投入した町田は後半4分、FWナ・サンホが左サイドで仕掛けてクロスを上げると、中央に飛び込んだオ・セフンがダイビングヘッドを決め、1-1の同点に追い付いた。
左サイドのナ・サンホの突破やMF荒木駿太のボール奪取から町田の猛攻が続いたなか、浦和が後半42分に左サイドからのクロスに反応したFWチアゴ・サンタナがペナルティーエリア中央からヘディングシュートを決めて勝ち越す。
浦和は後半アディショナルタイム、途中出場のFW松尾佑介が相手の背後に抜け出してドリブルで前進。相手GKとの1対1をドリブルでかわしてゴールに流し込んだが、松尾がドリブルで抜け出している間に、並走していたFW二田理央がカバーに戻ろうと全力疾走していた町田MF下田北斗のことを引き倒してしまい、ファウルでゴールは認められず。逆に、町田は後半アディショナルタイム8分にFW藤本一輝のクロスに反応したFWエリキが劇的なゴールを決め、2-2の同点に追い付いて勝ち点1を拾った。
そのなかで、前半10分に町田の望月がロングスローを試みた際に、浦和のフィジカルコーチであるヴォイテク・イグナチュク氏が、望月のうしろにあったタオルを袋ごと持ち去った場面とともに注目されたのが、前半34分のシーンだ。
ルーズボールを追い、オ・セフンと浦和DF井上黎生人がデュエル。オ・セフンが井上を引っ張って倒してしまったが、その後バランスを崩すような形で倒れ込んだ井上の顔面付近を踏んでしまった。
リプレイ映像では、オ・セフンの左足裏が井上の顎付近を直撃。井上はしばらく顔を押さえてうずくまっていたが、顎付近に少し出血が見られたものの、起き上がってプレーに戻り、浦和ボールでの再開となった。
スポーツチャンネル「DAZN」では、解説の元日本代表DF太田宏介氏が「あっと!」と踏んでしまった瞬間の映像を見て思わず声を上げ、実況の西岡明彦氏は「ひやっとした」とコメント。同じく解説の元日本代表FW福田正博氏は「顔に直接入った。ただ、避けようとしたのが足に当たって顔に行った感じなので、避けようがなかったのかなというプレー」と言及していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)