日本人9歳タレント、名門バルサ入団決定 久保超えの“飛び級”加入…メッシに憧れの左利き神童
小学4年生の西山芯太くんはトレーナーの木場克己氏に師事
スペイン1部FCバルセロナの下部組織、アレビンA(U-12)に日本の若き才能が入団したことが分かった。バルセロナ在住の小学4年生の西山芯太くんは8月26日にバルセロナ市内で行われたチームの全体練習に参加。31日に行われたMEMORIAL ENRIC RODA SUB-11 Aの大会に出場し、CEマンレザ戦でゴールもマークした。
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東京出身の西山くんは5歳からレアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英のトレーナーとして知られる木場克己氏に師事し、ポテンシャルを磨き続けてきた。8歳で家族の仕事の関係でスペインに引っ越し、昨季はバルセロナ地元のビールメーカー「エストラージャ・ダム」の所有する育成クラブで活躍。昨季はカタルーニャリーグ戦30試合で54得点、24アシストの大暴れで、スカウトからの評価を高めていた。
関係者によると、同じバルセロナを本拠地とするエスパニョールの下部組織からもオファーを受けていたが、同じ左利きのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシという憧れのレジェンドが活躍したバルセロナを選んだ。すでにカタルーニャ州リーグで今季の同チームのメンバーにも正式に登録されているという。
12月に10歳になる西山くんは本来アレビンC(U-11)所属となるはずが、実績を評価されて飛び級でのアレビンAでのプレーとなる。
日本代表で活躍する久保建英は、2011年8月にバルセロナの入団テストに合格。10歳でアレビンC入りとなったが、今回は久保をも超える飛び級での世界的名門入りという快挙になる。
西山くんは腕の怪我をきっかけに、久保も師事するプロトレーナーの木場克己氏に5歳から弟子入り。体幹とバランス、敏捷性を強化する木場氏のトレーニングメソッドを毎日続けることで、大きな怪我もなく成長を続けてきた。
久保、2014年にレアル・マドリードの下部組織に入団したMF中井卓大(現アモレビエタ)に続き、日本人3人目のビッグクラブ入団を後押しした木場氏はこの夏の一時帰国中も直接指導。「幼稚園の時期から体幹トレーニングに毎日真面目に取り組んでいる。日本サッカー界の至宝として、バルセロナのトップチームデビューまで、大きく羽ばたいてほしい」と、神童の実力を高く評価していた。