ハリル監督、日本代表ボランチ問題で苦悩吐露 長谷部のパートナー探しを進めるも人選に苦慮
「彼なしは考えられない」と長谷部に絶大な信頼を寄せるハリル監督
バヒド・ハリルホジッチ監督はワールドカップ最終予選の23日UAE戦と28日タイ戦へ向けたメンバーを16日に発表したが、ボランチの人選に苦慮していることを明かした。主将の長谷部誠(フランクフルト)に対し「非常に強い我々のキャプテンだ。彼なしのチームは現在考えられない」と信頼を寄せる一方で、そのパートナー探しは結論が出ていない。
今回の代表メンバーには、山口蛍(セレッソ大阪)と今野泰幸(ガンバ大阪)が名を連ねた。今野については「フィジカル的な戦いもゲームの中であるが、今野のようなタイプの選手はそこで有用な選手かもしれない」と話した。また、山口も守備的な能力を高く買っていることがこれまでのコメントからも窺われる。また、若手で期待の井手口陽介(ガンバ大阪)もこのタイプの一人に分類されるだろう。
しかしながら、長谷部の横で攻撃的な振る舞いを見せるボランチという点では結論が出ていないことを明かした。ハリル体制で初招集の高萩洋次郎(FC東京)と代表復帰になる倉田秋(ガンバ大阪)の起用法についても、ボランチの一角という構想を示唆したうえで、これまでに招集した選手の名前を出しながら組み合わせを探っている苦悩を語った。
「長谷部とはまた違ったタイプの選手とのコンビネーションを使おうとして様々な選手を試している。柏木(陽介・浦和レッズ)、大島(僚太・川崎フロンターレ)など多くの選手を彼とのコンビネーションで使った、ベストの選択肢がどれなのかを探っている」