超絶ドリブル披露も現地評価なぜ二分? 久保建英は「優れている」「ほどんど姿を消していた」
アラベス戦の先制弾に関与もチームは1-2の逆転負け
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間8月28日にラ・リーガ第3節でアラベスと本拠地で対戦し、1-2で敗れた。先発復帰した日本代表MF久保建英はDFを引き付けながらのドリブルで先制点の起点になるなど奮闘したが、現地での評価はメディアによって二分する結果となっていた。
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ソシエダは前節のエスパニョール戦(1-0)で、途中出場だった久保の決勝ゴールによって今季初勝利を挙げた。しかし、アラベス戦では前半29分にキャプテンのFWミケル・オヤルサバルが相手の足を踏みつけたとして一発退場となり、試合の残り3分の2の時間を数的不利で戦うことに。
それでも、ソシエダは前半32分に試合の均衡を破る。久保が相手を引き付けながらドリブルで運び、そこからMFマルティン・スビメンディ、MFセルヒオ・ゴメスへとパスを展開。そして、左サイドからゴメスが上げたクロスをMFブライス・メンデスが押し込んだ。だが、前半終了間際にPKで追い付かれると、後半32分に勝ち越しゴールを許し、痛恨の逆転負けを喫した。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「怒っていても、やはり彼は優れている」と前節スタメンを外れたことで怒りをあらわにするゴールセレブレーションを見せた久保をあらためて絶賛。「ラ・レアルは退場者を出した後で彼の魔法にすがり、素晴らしいプレーで1-0とした。ほかにも(シェラルド・)ベッカーへの見事なパスなど価値あるアクションを見せた。彼にはこれ以上のことはできなかった」とその奮闘を称えた。
一方、「エル・デスマルケ」紙の採点ではGKアレックス・レミロが8点、得点を決めたメンデスが7点と高い評価のなかで、久保は5点にとどまり「試合中、ほとんど姿を消していた。アラベスの守備に抑えられていた」と辛めの評価を下されていた。
ソシエダはこれで開幕3試合を終えて1勝2敗、暫定12位と苦しい新シーズンの立ち上がりとなった。
(FOOTBALL ZONE編集部)