イブラが米LAギャラクシーへの来季移籍を希望 代理人がクラブと交渉も…実現には大きな障害

ユナイテッドとは1年契約、本人も来季MLSへの移籍を望むも年俸がネックに

 マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、来季アメリカMLS(メジャーリーグサッカー)に移籍したい意向ながら、その実現には障害があるという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 イブラヒモビッチは今季、1年契約でユナイテッドに加入した。そのため、契約延長さえしなければ来季にどのチームでプレーすることになっても移籍金は掛からない。イブラ自身は、アメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍を希望し、代理人のミノ・ライオラ氏もアメリカに飛んでギャラクシー側との交渉をすでに持っているという。

 しかしながら、MLSにはサラリーキャップ制度もあり、1カ月あたり100万ユーロ(約1億2000万円)に近い予算が必要なイブラの年俸額が大きな障害になるという。ユナイテッド側もジョゼ・モウリーニョ監督も来季の契約延長を熱望しているため、年俸額の大幅な低下は考えづらく、本人が熱望するアメリカ行きが実現するかどうかは厳しい状況にあるとしている。

 その一方で、中国からは年俸3000万ユーロ(約36億円)の2年契約のオファーがあったが、これにはイブラ本人が難色を示しているため、中国上陸の可能性は低いとされた。

 キャリアの最終章をどこで迎えるかを選ぶ段階に来ている“俺様ストライカー”は、念願のアメリカ生活に無事入れるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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