ベンチ要員でも本田&長友は例外! 「ビッグクラブで練習するだけで違う」とハリルが“格”を重視
「今の代表は本田を必要としている」
それでも本田と長友が、「試合に出るかは別問題だ」ということだけは必死に強調した。
「私はミラノに行って長友と本田に会おうとした。佑都は素晴らしいプロフェッショナルだ。クラブのなかで非常に激しい戦いをしている。ゲームに出なかった時は個別にトレーニングをして補おうとしている。試合に出ていなくても、今の代表は本田を必要としている。彼のところにも見に行ったが、プラスアルファのトレーニングをしていることも分かっている。この代表は彼の存在を必要としている。彼が試合に出るのか、何分出るのかは別問題だ。彼の存在が重要だ」
経験と精神的な支柱として、この二人の存在を欲していることが、ハリル監督の言葉から浮かび上がっている。
2010年南アフリカ・ワールドカップで決勝トーナメント進出を果たした時からの主力で、イタリアのビッグクラブ移籍で日本を象徴する選手にまで上り詰めた。彼らの現状はプレータイムがなく、現地メディアから「パンキナーロ(ベンチ要員)」と呼ばれる存在だが、日本代表でも同様の状況になる可能性はある。それでもハリル監督は、ベンチに座る彼らであってもチームへの必要性を認めている。
その一方で、その他の日本人選手の成長次第では、今後メンバー外もあり得ることを示唆した。