本田圭佑がこんな環境で!?「ピッチがボロボロ」 自身11か国目…南アジア挑戦の舞台裏「やっぱり華ある」

本田圭佑がプータンでプレー(写真は2019年)【写真:産経新聞社】
本田圭佑がプータンでプレー(写真は2019年)【写真:産経新聞社】

本田圭佑は短期契約でブータンプロリーグのパロFCの一員としてプレーした

 日本代表としてワールドカップ(W杯)3大会に出場したMF本田圭佑は、ブータンプロリーグのパロFCと短期契約を交わし約2年半ぶりにプレーした。その裏側を自身のSNSで公開している。

 38歳を迎えた本田は、2005年に名古屋グランパスでデビュー。VVVフェンロ(オランダ)、CSKAモスクワ(ロシア)と渡り歩き、2014年にはイタリアの名門ACミランへ加入し10番を背負う。ミラン退団後にはメキシコ、オーストラリア、オランダ、ブラジル、アゼルバイジャンの各国クラブを転々とし、2021年11月末までリトアニアのスドゥバに所属していたが、同クラブ退団後はフリーとなっていた。

 2024年7月、自身11か国目11クラブ目となるパロFCと特別選手として契約。8月8日のリーグ戦に出場して新天地デビューし、13日のAFCチャレンジリーグへの出場権をかけたプレーオフのチャーチ・ボーイズ・ユナイテッド(ネパール)戦でもプレーした。

 本田にはポスト直撃の惜しいフリーキックもあったなか、試合は2-1で勝利。クラブ史上初の本戦出場を決めた。短期契約となった今回のプレー復帰について、本田は後日自身のYouTubeチャンネルで裏側を公開。「自分にとって挑戦的な部分もあった」とブータンでの経験を振り返った。

 加入当初から「監督が最初のタイミングで、自分がやろうとしていることを積極的に聞き入れてくれた。それは自分のプレーをやりやすくするためだけではなく、チームとして大事な一戦で前に進んだ感じがした」と意見交換がしっかりできていたことも明かしている。

 現地の試合ピッチは芝の荒さも目立つ環境。本田はファウルを受け、泥だらけになりながらも懸命にプレーでチームを牽引した。2-1で勝利し歓喜の輪に加わっていた本田。ほっとした感情が先行したが「周りがめっちゃ喜んでいて、だんだんその喜びというものがこみ上げてきた」と、気持ちの変化を語っている。

 動画内では本田のプレーシーンも公開されたが、「カッコ良すぎる」「やっぱり華ある」といったコメントのほか「ピッチコンディションえぐい」「ピッチがボロボロ」「順応するの凄い」「泥だらけ」「グラウンドひどすぎる」といった現地の様子も話題に。異国の地で新たな挑戦を成し遂げた本田の表情は、清々しさを感じさせた。

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