ハリル監督が若手切り! 小林や柴崎、大島、井手口らに苦言 「メンタル面で準備ができていない」

「若手を呼んで感じたのは…」と説明

 しかし、ハリルホジッチ監督は「昨年はどちらかと言えば、Jリーグの若い選手を選んできた」と自分でも話す通り、大島僚太(川崎フロンターレ)、井手口陽介(G大阪)、小林祐希(ヘーレンフェーン)といった20代の選手を招集してきた。しかし、今回は長谷部誠(フランクフルト)や山口蛍、清武弘嗣(ともにセレッソ大阪)、香川真司(ドルトムント)といったお馴染みの面々とともに選んだのは、経験値の高い選手だった。

 その理由は何なのか。今野について言及した際、口にしたのは「最近の試合では若い選手を何人か呼んだ。そこで感じたのは、もしかしたらメンタル面でまだ準備ができていないのではないか」というポイントだった。W杯出場権獲得へ勝ち点を落とせない試合が続くなか、今回の中盤のチョイスは、指揮官にとって当然の帰結だったのかもしれない。

「大島、井手口、小林祐希ではなく、彼らを選んだのはその理由だ。あるいは柴崎といったところも」

 ハリルホジッチ監督はテネリフェに移籍して、デビューを目前に控えた柴崎岳の名前も挙げて、代表入りへさらなるレベルアップを求めてもいる。大事な連戦でベテラン重視へと大きく舵を切った中盤の構成は、はたして吉と出るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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