今季不遇の日本代表MFは「序列でまだ上位」 専門メディア見解「救いの手を差し伸べる」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

ブレントフォード戦では後半ATから出場

 イングランド1部リバプールは現地時間8月25日、プレミアリーグ第2節でブレントフォードと対戦し、2-0で勝利した。日本代表MF遠藤航は後半アディショナルタイム(AT)にピッチに立った。わずかな出場時間に留まったものの、現地メディアは「スロット監督は遠藤に救いの手を差し伸べる」と見出しを打ち、「大一番では攻撃的アンカーよりも守備的アンカーを選ぶことも考えられる」と指摘している。

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 昨季リバプールに加入した遠藤は、シーズン途中からアンカーのレギュラーに定着した。チーム唯一の守備的MFとして重宝された一方、昨季限りでユルゲン・クロップ前監督が退任。今季から就任したアンネ・スロット監督はアンカーにゲームメイク力を要求するスタイルであることから、プレシーズンマッチでも新しいチーム戦術に苦労する姿が目立っていた。開幕節イプスウィッチ戦(2-0)では出番なく終わり、ブレントフォード戦でも後半アディショナルタイム1分からクローザー役としての出場に留まった。

 新体制ではオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフが“新アンカー”として際立った存在感を放っており、遠藤にとっては厳しい立場に追いやられることになったが、リバプール専門メディア「Liverpool.com」は「孤立状態から抜け出させるため、スロット監督は遠藤に救いの手を差し伸べる」と見出しを打ち、「たとえリバプールでのキャリアがわずか1年で終わったとしても、遠藤はある種のカルト的人気を手にしていただろう。しかし、スロット監督は今季も遠藤が重要な存在になると考えている」と取り上げている。

 また記事では「遠藤は序列でまだ上位にいると想定している。新たな役割を担うフラーフェンベルフは、よりレベルの高い相手と対戦して活躍できるのかはまだ分からない。スロット監督は、そういった大一番では攻撃的アンカーよりも守備的アンカーを選ぶことも考えられる」と、スロット監督が対戦相手に応じて柔軟に選手起用する可能性も指摘していた。これから“ビッグ6”との対戦を控えるなか、遠藤に出番が巡ってくることになるかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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