「プレー時間0分」の本田は日本代表落選が妥当? 2017年「欧州組リーグ戦稼働率ランキング」
ハリル監督は選出条件に「所属クラブで試合に出ていること」を掲げる
日本サッカー協会は16日15時より、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の23日敵地UAE戦、28日本拠地タイ戦に向けた日本代表メンバーを発表する。今年初の代表戦を迎えるとあって一層注目を集めているが、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は選出条件に「所属クラブで試合に出ていること」を掲げている。ここでは、主要な日本人欧州組を対象に、2017年のリーグ戦稼働率をチェックした。
17年に入ってからリーグ戦で衝撃の「プレー時間0分」は2人。ACミランで10番を背負うMF本田圭佑とメスGK川島永嗣が18位タイとなった。本田はプレミアリーグのハル・シティからオファーを受けるも「熟考した末に拒否」と伊メディアに報じられ、最終的に残留。現在まで出場機会を得られず、ハリル監督の求める条件からすれば落選は妥当とも考えられる。
インテルのDF長友佑都は今年の出場は2試合のみで17位。また、ハリル監督から寵愛を受けていたアウクスブルクFW宇佐美貴史も3試合で119分の出場にとどまった。ともに出場率は10%台で、指揮官から戦力外に近い扱いを受けている。
日本代表で10番を背負うMF香川真司もドルトムントで苦戦が続いていたが、怪我人が続出するチーム状況も重なり、ここに来て出場機会が増加。出場率も30%台と盛り返しつつある。またレスター・シティFW岡崎慎司は監督交代を機に出場機会が増え、今では稼働率50%台で13位に浮上。怪我から復帰したマインツFW武藤嘉紀も継続的にプレーして50%台。エイバルMF乾貴士はバルセロナ戦に先発するなどスペインの地で奮闘し、稼働率63.5%を誇る。