「僕はイタリア語を話さない」 “17億円”日本代表が新天地で得た「自信と安心感」

鈴木彩艶がミラン戦を経て充実感を語る【写真:Getty Images】
鈴木彩艶がミラン戦を経て充実感を語る【写真:Getty Images】

GK鈴木彩艶がミラン戦を経て充実感を語る

 イタリア1部セリエAのパルマに所属の日本代表GK鈴木彩艶は現地時間8月25日のリーグ第2節、名門ACミラン戦にフル出場。素晴らしいセービングも見せ2-1で金星を挙げたチームに貢献した。試合後に受けたインタビューについて現地の専門ニュースサイト「フォルツァ・パルマ」が報じた。

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 鈴木は昨年夏に浦和レッズからベルギー1部シント・トロイデンへ移籍し、今季へ向けパルマへ完全移籍した。移籍金はボーナス込み総額1000万ユーロ(約17億円)と報道。17日の開幕戦フィオレンティーナ戦でデビューすると、ミスはあったもののファインセーブも見せ上々の評価だった。

 そして第2節は名門ACミラン戦。試合開始直後にパルマが先制すると良い形でゲームを進めたが、前半30分前後にはかなり自陣に押し込まれる状態になった。それでも鈴木はペナルティーエリア内の至近距離のシュートをセーブする場面や、バネのあるジャンプで頭上を襲ったシュートに対応するなど奮闘。後半21分には完全に守備陣が崩されて失点したものの、後半32分に挙げたゴールを守り切った。

 試合後に「CBS」のインタビューに応じた鈴木は「ミラン戦の勝利は本当に嬉しい。フィオレンティーナとの開幕戦に引き分けた後、素晴らしいゲームになった」とコメント。そのうえで、チームへの溶け込み具合やセリエA初挑戦について語っている。

「僕はイタリア語を話さないし、セリエAは難しいリーグだけどチームメートが助けてくれている。そのおかげで自信と安心感を持ってプレーできている。単純なリーグではないけど、僕たちは自信を持っているし失うものはない。自分たちのサッカーをすることに集中して初勝利に手が届いた。このように続けていかないといけない。この勝利は僕らにもサポーターにも重要なもの。試合に臨むときにはいつも背中を押してくれる。パルマに来て間もないけど、環境は素晴らしいと思う」

 開幕2試合の活躍でパルマのサポーターからの信頼を勝ち取り、イタリアでの注目度も高まっている。GKとして日本人初のセリエA挑戦となっている鈴木が、さらなる活躍を見せることが期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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