香川真司にアクシデント…救急車で搬送、3か月ぶり復帰戦で負傷の悲劇も「大丈夫!」
復帰の香川が負傷交代
セレッソ大阪は8月24日、J1リーグ第28節で横浜F・マリノスと対戦し、0-4で敗れた。リーグ戦3連敗、7戦未勝利と苦しむなか、約3か月ぶりに復帰を遂げた元日本代表MF香川真司が負傷交代する悲劇に見舞われ、試合直後、国立競技場に到着した救急車に搬送された。
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今季序盤戦は好調なスタートを切り、トップ争いに名乗りを上げる立場にあったC大阪だが、7月から急失速。直近の第26節サンフレッチェ広島(0-2)、第27節京都サンガF.C.戦(3-5)で2連敗を喫しており、6戦未勝利で上位争いからの脱落を余儀なくされていた。
国立競技場で行われた横浜FM戦でも、前半は互角の戦いを演じていたものの、後半に入ると直近の成績が反映する形で内容に差が出始め、同4分、28分、38分、アディショナルタイムと4連続失点。0-4の大敗を喫し、リーグ戦3連敗、7戦未勝利と泥沼状態に陥っている。
この試合では、後半22分に香川が途中投入され、5月11日に行われた第13節ヴィッセル神戸戦以来、約3か月ぶりの出場となった。しかし、同42分に相手MF喜田拓也と球際で競り合い、左腕が反れる形でピッチに転倒してしまう。肘を抑えながら痛みに悶える香川の様子を受け、主審はすぐさま担架を呼び、チームメートもベンチに向かって×マークのジェスチャーを示した。チームは交代カードを使い切っていたが、そのままローカールームへと直行した。
試合直後、国立競技場に救急車が到着すると、まだ着替えていない状態で上半身を固定された香川が搬送された。運び出される際、対戦相手のMF水沼宏太が心配そうに見守っていると、香川は「大丈夫!大丈夫!」と気丈に声をかけ、そのままスタジアムをあとにした。C大阪にとっては、敗戦したことに加え、復帰したばかりの香川が負傷に見舞われるという、厳しい試練となった。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)