浦和ホーム戦、豪雨でまたも中止決定 埼スタで今季2度目の異例事態…川崎戦前半終了後に判断
浦和レッズと川崎フロンターレが埼玉スタジアムで対戦
浦和レッズと川崎フロンターレが埼玉スタジアムで対戦した8月24日のJ1第28節は、試合開始直後から断続的な豪雨に見舞われた。前半を終えた時点で試合が中止となり、これでリーグ戦のホームゲーム4試合連続で豪雨の影響を受けることになった。
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この日の埼玉スタジアムでは試合開始前の16時前に雷雨となり、一時スタジアムに来ていた観客には避難命令が出ることに。それも落ち着いて19時にキックオフされたゲームだが、試合開始直後から遠くで雷鳴も聞こえ、徐々に雨脚が強まった。
浦和がMF渡邊凌磨のゴールで先制した中で前半35分ごろからはピッチ上に水溜まりもできはじめ、ボールが転がりにくくなり始めた。それ以降は水溜まりでゴールに入ろうかというボールが止まった場面や、ドリブルが失敗に終わる場面も発生していた。
そして、ハーフタイムを迎えたスタジアムでは後半の開始時刻を20時20分に送らせるというアナウンスがされた。しかし、20時15分ごろに本日の試合が中止になったというアナウンスがされた。
浦和は夏場の「ゲリラ豪雨」により7月6日の湘南ベルマーレ戦で試合開始が30分遅れ、7月21日の北海道コンサドーレ札幌戦は後半開始が約30分遅れた。そして、中断明けの8月7日に予定されていた柏レイソル戦は雷雨を伴ったことで試合中止となり、この川崎戦も後半開始前に中止という事態になった。
主催の浦和によると、後半開始の予定時刻に状態を見たうえで悪天候とピッチコンディション不良を確認し、後半の開始を15分遅らせることを決定。しかし、その間にも両クラブの実行委員とマッチコミッショナーで協議を続け、予報などから今後の回復が見込めないとして中止が決定されたという。そして、前提として観客の安全確保や帰宅時間などへの考慮もあったうえでの判断とされた。
柏戦は10月23日へ日程が変更されることが発表されていたが、浦和にとってはまさかの事態が続く夏になった。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)