鹿島がACLブリスベン戦に3-0快勝! 鈴木の先制弾で勢いに乗り、2勝目を挙げる
ホームで試合巧者ぶりを見せつける
鹿島アントラーズが試合巧者ぶりを存分に発揮して完勝を収めた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第3節でブリスベン・ロアー(オーストラリア)をホームに迎え撃った鹿島は、前半終了間際に先制すると、後半にセットプレーで追加点。最後はMF遠藤康のダメ押しゴールも決まり、3-0で勝利した。
試合前から強い雨が降ったカシマスタジアムで、前半はやや不安定なゲーム運びになった。前半26分には鹿島の左サイドを崩され、ゴール前でFWホルマンに決定的な形でのシュートを許したが、雨に濡れたピッチで伸びたボールに合わせきれなかったか、シュートはクリーンヒットせずに事なきを得た。続く同33分にはMFパパドプーロスに際どい右足ボレーを放たれたが、今季公式戦で初出場のベテランGK曽ヶ端準が落ち着いた反応を見せてセーブした。
悪くない攻撃を見せながらも決定機を生み出せていなかった鹿島だが、前半終了間際に一発でゲームを動かした。右サイドからDF伊東幸敏が縦にドリブル突破を仕掛けると、中央への右足クロスをFW鈴木優磨が右足ボレーでゴールに沈めて先制。鹿島が1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると1点リードの鹿島は守備からゲームに入り時計の針を進めながらの展開に持ち込んだ。そうしたなかで迎えた同31分、右コーナーキックのチャンスで攻撃参加したDF植田直通が相手GKともつれながらもボールをゴールに押し込んで2-0とリードを広げる試合巧者ぶりを見せた。
さらに同34分、ペナルティーエリア内の右45度という最も得意な角度でボールを持ったMF遠藤康が中央に切れ込んで左足シュートをファーサイドに沈めて3-0とし、試合を決定づけた。試合はこのままタイムアップの笛を迎え、鹿島は危なげなく勝利。2勝1敗で勝ち点を6に伸ばし、グループステージ突破の2位以内確保に向けて前進した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images