鎌田プレミアデビュー戦は「複雑な感情を抱く」 現地メディア指摘「影響力を巡って意見が分かれている」

プレミアデビューを飾った鎌田大地(写真右)【写真:ロイター】
プレミアデビューを飾った鎌田大地(写真右)【写真:ロイター】

ブレントフォード戦でスタメン出場して後半25分までプレー

 イングランド1部クリスタル・パレスは、現地時間8月18日に行われたプレミアリーグ開幕節ブレントフォード戦で1-2と敗れた。今季に加入した日本代表MF鎌田大地は先発出場したものの、勝利でプレミアデビューを飾るには至らなかった。現地メディアは「実力は示したが、試合全体に影響を及ぼす存在にはならなかった」と指摘しつつ、「最高の力を発揮するのに十分な時間が残されている」と擁護している。

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 クリスタル・パレスを率いるオリバー・グラスナー監督とはフランクフルト時代の師弟関係にある鎌田。デビュー戦となる開幕戦では、3-4-2-1システムのシャドーに配置された。前半26分にセットプレーからMFエベレチ・エゼがシュートを叩き込んだが、ペナルティーエリア内でのファウルを取られ、取り消しとなった。その直後の同29分に先制点を献上。後半12分にオウンゴールで同点とし、続く同14分にもゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定となった。

 鎌田は後半25分に交代したなか、同32分に勝ち越しゴールを奪われ、そのまま1-2で敗戦した。プレミアデビューを勝利で飾ることはできなかった鎌田だが、現地メディア「WE ARE PALACE」は「サポーターはこの試合で初めて新加入の鎌田の姿を目にすることになったが、デビュー戦では複雑な感情を抱くことになった」と取り上げ、「実力は示したが、試合全体に影響を及ぼす存在にはならなかった」と指摘している。

 昨季までチームの攻撃を牽引していたMFマイケル・オリーセの後釜というハードルの高さもあるなか、「サポーターの中では鎌田の影響力を巡って意見が分かれているが、この攻撃的MFがクラブのために最高の力を発揮するのに十分な時間が残されている」と、プレミア初挑戦の鎌田に対して長い目で見る必要性を説いていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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