リバプールは「高い確率で獲得できると感じている」 スペイン代表MF獲得失敗も…久保での補填に自信と英指摘
久保の契約解除金はスビメンディと同じ97億円
イングランド1部プレミアリーグのリバプールは、今夏の移籍市場でスペイン1部ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に乗り出していた。しかし、スビメンディは残留を決断。補強に失敗したリバプールは、再びレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の獲得に動き出したと、英メディア「Team Talk」が伝えている。
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これまでスビメンディは、スペイン1部FCバルセロナ、イングランド1部アーセナル、ドイツ1部ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンからのオファーを断っていた。リバプールはそんなスビメンディの獲得に自信を持っていたが、最終的にスビメンディはソシエダ残留を決断した。引き続き、新たな守備的MFの獲得を目指すかと思われたなか、すでにターゲットを変えて新たなセンターバックとウイングの補強に動いているという。
リバプールはオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクとエジプト代表FWモハメド・サラーが契約の最終年に入っており、来シーズン以降の契約は不透明な状態にある。2人とも年齢が30歳を越えていることからも、世代交代に乗り出す可能性があり、ポルトガル1部スポルティングのDFゴンサロ・イナシオがセンターバックの獲得候補となっているという。
そして右ウイングとして名前が挙がっているのが、今夏の移籍市場の早い段階でも獲得が報じられていた久保だ。
記事では、「リバプールはスビメンディ獲得失敗の失望を受けてラ・リーガのクラブに対して、久保獲得で復讐をしようとしているようだ。リチャード・ヒューズSDは、右サイドのエジプト人エースの後継者探しのなかで、最終的に久保がサラーの後継者になり得る人物に挙げたようだ。久保は左利きで中へのカットインを好むことで、サラーに似ている。日本代表FWはサラーほどゴール前で決定的な仕事をするわけではないが、彼はまだ23歳であり向上する時間は十分にある。(アルネ・)スロット監督も久保が前線からのプレスを怠らずに、チームメイトにアシストを提供できる点で好印象を持っている」と伝えた。
そして、「アタッカーの契約解除金は6000万ユーロ(約97億円)でスビメンディと同じだが、リバプールは久保がより高い確率で獲得できると感じている」と、リベンジ獲得に自信を持っているとしている。
リバプールには、すでに日本代表のキャプテンでもあるMF遠藤航が所属しているが、記事でも「久保のアンフィールド移籍は、同僚の遠藤航にとっても喜びになるだろう」と報じた。
イングランドの名門で2人の日本代表選手が共闘することになれば、リバプールに対する関心がさらに高まることは必至だが、残り2週間を切った移籍市場でリバプール史上3人目の日本人選手は誕生することになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)