頭部強打で一時意識不明のトーレスが練習合流 15日のCLで実戦復帰の可能性も浮上

2日のデポルティボ戦で救急搬送 13日にアトレチコの練習に参加

 アトレチコ・マドリードの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、2日のデポルティボ・ラ・コルーニャ戦で頭部を強打し、一時意識不明となるなどして病院に搬送されたが、わずか2週間で実戦復帰する可能性が浮上している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じた。

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 トーレスはデポルティボ戦の後半20分から途中出場すると、同36分にアクシデントが起きた。ペナルティーエリア外の左サイドで浮き球に対してヘディングの競り合いをした際、トーレスの視野が及ばないところからMFベルガンティニョスが飛び込んでくると、空中でバランスを崩し、頭部からピッチに強く叩きつけられた。

 ピッチ上に倒れたトーレスは意識を失い、両軍の選手が駆け寄って即座に気道確保を行うほどの深刻な状況になった。それでも病院に搬送されると無事に意識を取り戻して順調な回復を見せていた。担当ドクターから完全に問題なしとのお墨付きをまだもらっていないものの、13日にはチーム練習に合流を果たしたという。

 “神の子”の愛称を持つトーレスは、衝撃のアクシデントからわずか2週間での実戦復帰に向けて前進している。ディゴエ・シメオネ監督は15日に行われるレバークーゼンとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、本拠地第2戦でメンバー入りの可能性があると仄めかした。

 アトレチコは敵地での第1戦に4-2で勝利。この試合ではトーレスもゴールを決めていた。圧倒的優位な状況で試合を迎えるなか、“ロヒ・ブランコ(赤と白)”に頼れる男が間もなく帰ってくるようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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