藤尾の水かけ騒動、“ボール交換”は「目を付けられてる」 日本代表が危惧「先入観で判定される可能性もある」
町田FW藤尾がPKキック時、ボールに水をかけた行為を高崎主審が問題視
J1リーグ首位に立つFC町田ゼルビアのFW藤尾翔太は、8月17日に行われた第27節ジュビロ磐田戦(4-0)で、PKキック時の“水かけ”行為により別のボールへ入れ替えられる事態が発生した。高崎航地主審からは「ルール的には問題ないと言われた」と明かしたが、日本代表OB栗原勇蔵氏は「レフェリーに目を付けられると、先入観で判定される可能性もある」と危惧している。
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町田は前半4分にDF中山雄太、同29分にFWエリキ、同アディショナルタイムにMF藤本一輝がゴールを決め、3点のリードを奪う。迎えた後半9分、FW藤尾翔太がペナルティーエリア内から放ったシュートが相手のハンドを誘い、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入してオンフィールドレビューを行った結果、PKが与えられた。キッカーの藤尾がボールに水をかけると、その行為を見た高崎主審が別のボールに入れ替え。これに藤尾ら町田の選手が抗議するも覆らなかった。
このPKをゴール右隅へ決めて勝利に貢献した藤尾は試合後、この場面での審判とのやり取りについて、「ルール的には問題ないと言われた。詳しくは聞いてないですけど、『なんで?』と思いました。キーパーグローブに水かけるのと変わらなくないですか?」と首を傾げ、「審判それぞれ人間なんで」と思いを語った。
元日本代表DF栗原氏は、「正直、露骨に水をかけすぎましたね。ルールの範囲内だとしても、イメージが悪いというか、レフェリーの中でも話題になってそうですね。レフェリーに目を付けられると、先入観で判定される可能性もあるので気を付ける必要があるかもしれません」と見解を述べていた。
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