経歴豊富な33歳、5戦4発の「完全復活」 世代別代表も経験…J3“再覚醒”に驚き「スゴすぎ」
北九州FW永井龍が自身キャリア2度目の二桁得点に到達
ギラヴァンツ北九州は8月17日、J3リーグ第24節でカターレ富山と対戦し2-0の完勝を飾った。見事な先制弾を決めたのは33歳を迎えたFW永井龍。二桁得点に乗せ、得点ランキングでも3位タイに浮上している。
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永井はセレッソ大阪の下部組織出身。2010年にはC大阪のトップチームに昇格する。パース・グローリー(オーストラリア)、大分トリニータへのレンタル移籍後、V・ファーレン長崎へ完全移籍。2016年には自己最多の17得点をマークした。
17年より名古屋グランパス、翌年には松本山雅FCへ渡り2シーズンプレー。20年から22年半ばまでサンフレッチェ広島、同年夏からはファジアーノ岡山へのローンとなる。23年から岡山に完全移籍となったが1年で退団。今季から北九州の地で奮闘している。U-16から数々の年代(U-17/U-18/U-19/U-22)で日本代表も経験している。
今年5月で33歳を迎えたが、得点への嗅覚は衰えていない。8月17日の富山戦では、アーリークロスに鋭く反応しダイビングヘッドで先制弾を決めた。永井はこれで今季10ゴール目。J2長崎時代の16年以来、7年ぶりの二桁得点となった。
永井は7月のJ3リーグ月間MVPにも選ばれており、直近5戦4発。J3得点ランキングでも3位タイに浮上しており、ファンからも「完全復活」「覚醒しすぎててやばし!」「駆け引きめちゃ上手い」「錆び付かない得点感覚」「スゴすぎ」と称賛の声がSNS上で寄せられている。
北九州で“10番”を背負う男が、J2昇格を目指すチームで再覚醒。チームは富山戦の勝利でリーグ戦5位に浮上した。プレーオフ出場圏争いはここから激化すると予想されるが、永井の活躍で昇格を掴むことができるだろうか。