中井卓大はレンタルでアモレビエタへ移籍

　スペイン1部ラ・リーガのレアル・マドリードから、プリメーラRFEF（スペイン3部相当）のグループ1に属するSDアモレビエタへレンタル移籍中の日本人MF中井卓大。そのチャレンジには大きな覚悟を持って臨んでいるが、光る技術ですでに違いを見せている。

　レアルの下部組織出身である中井は、日本人としても若き逸材として注目を集めていた。昨夏はBチームのレアル・マドリード・カスティージャからスペイン3部ラージョ・マハダオンダへの期限付き移籍。主に途中出場から18試合でピッチに立った。

　今シーズンはアモレビエタへレンタル移籍が決定。今年21歳を迎える中井は、新天地で再び飛躍を目指す。そんな中井は移籍に乗じてヘアスタイルを一変。驚きの丸刈りになっており、その気合いを感じさせている。

　アモレビエタはそんな中井のユニフォーム姿を公開。さらにはトレーニング中にシュートを放つ中井の様子を公式X（旧ツイッター）上にアップした。ガッツポーズを決めるユニフォーム姿の中井には「まさか」「坊主になっとる」「たくましく成長しそう」といった声が集まり、練習風景では技術の高さが光る左足ワンタッチのシュートが収められ「めちゃめちゃセクシーなグラウンダーのシュート」と驚きの声も上がっている。

　ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」上の市場価値は、10万ユーロ（約1600万円）となっている中井。レアルという名門クラブではまだ十分な出番をもらえていないが、現在地から大きく飛躍する姿に期待が懸かる。